歴史を勉強しよう。その1「元寇」で使われた武器は?
- 2006/01/31
- 09:27

本当に「島国」と言うのはしょうがない。まず危機意識がない。と言うのが実感だ。例えば、英国以外の欧州は地続きだから、バルカン半島、中東、ロシア、中国、朝鮮半島まで地続きだ。日本と英国が似ているのは「島国」だからだ。アメリカ合衆国はどちらかと言えば巨大な島国と考えてよい。「元」は12世紀半ば、かのジンキス・ハーンが騎馬の優位性を発揮し、フィンランドから朝鮮半島まで巨大な国を作ったことによる。日本には1...
日本の軍事は中国次第。
- 2006/01/30
- 12:10
私は多くの人と同じ意見だ。日本の将来を握っているのは中国の動向だ。中国は隣国であり、急成長著しく、軍事大国だ。中国の国情が安定し、進出している多くの日本企業や、日本との経済活動が健全で活発であればアジアのみならず世界の成長に貢献できる。しかし、日本と中国は過去に元寇や、秀吉の朝鮮半島侵攻などを入れれば数回にわたり衝突した歴史を持つ。日中戦争(1937年ー1945年)では、一方的に日本は今でも謝りつ...
このブログの方向性
- 2006/01/29
- 17:11

ほぼ10ヶ月くらい書いてきた。昨年は「日露戦争」ものを多く書いた。特に日本海海戦100周年にあわせ、欧米の資料から、100年前の同じ日に起こった出来事を追って行った。それから、戦争映画だ。戦争映画は山ほどあり、多分私は日本人としてはかなり見ているほうだ。「戦争映画100選」と言うタイトルで、書いてきて、すでに100タイトルは軽く越えてしまった。これから公開される作品もあり、随時、書き加えよう。松島...
ピスト(指揮所)から見る「戦闘機」
- 2006/01/28
- 09:28

フリッピンの陸軍航空隊基地であろう。1944年9月27日の讀賣焼付けカードからの画像だ。説明には「太平洋決戦の神機は刻々と近づきつつあり、わが浮沈空母たる比島には一撃十殺の荒鷲、逸る心を押さえて」とある。この戦闘機の照準は旧型の筒状のものであるが発動機部部分は大きい。5機の戦闘機はすでに操縦士は乗り組み、発動機は回転し、出撃直前の撮影と見られる。後方の始動車(車体上に回転軸があり、航空機の発動機を...
海面不時着機の搭乗員救助の様子
- 2006/01/27
- 08:34

航空機搭乗員と機材、どちらが重要か?航空機搭乗員養成には時間と費用がかかる。疑いもなく今も昔も搭乗員の救助は何にもまして優先されている。讀賣新聞焼付けカード、1944年末のレイテ沖海戦の様子と説明された写真。零式戦闘機1機が海上に不時着し、巡洋艦の大型カッターが乗員を救助した様子である。「激しい戦闘で燃料を使い果たし、味方艦の近くに不時着した」とあり、船尾には救命胴衣をつけた操縦士が立っているのが見え...
魚雷の搭載 九六式中攻機
- 2006/01/26
- 09:00

九六式三菱中攻は劇的な機材であった。航続距離約4400km。その後継機が一式陸攻。(九六式は三菱開発製造で1935年に初飛行、1938年南京への世界初の渡洋爆撃を敢行した。)九六式陸攻が何と言ってもその名を世界にとどろかせたのは1942年12月10日、日米開戦2日後のマレー沖海戦だ。ベトナム基地から発進した九六式中攻は、各々その腹に約1tの魚雷を搭載し、それで、英国海軍東洋艦隊のプリンスオブウエールズ、レパルスを...
北の守り 輸送船の武装
- 2006/01/25
- 09:20

太平洋の戦い初期の北の輸送船の様子だ。高射砲を水平にして砲兵が手入れをしている。しゃがんでいる兵は明らかに陸軍の兵士だ。讀賣焼付けカード昭和19年5月21日号だ。すでにアッツ島の玉砕、キスカ島の撤退から1年近くが経過していた時期だ。この写真は前年のアッツやキスカへ、陸軍兵力を輸送していた頃のものではないだろうか。船舶は大型でなく、その前部ににわか造りの砲座であった。周囲の手すりは木製であった。砲は...
デザートストーム作戦の予告編 [JARHEAD] 戦争映画100選 その121
- 2006/01/24
- 15:07

1990年8月、イラクはクエートに侵攻し、占領した。理由はクエートは地下で続いているイラクの油田を盗んでいるからだ、と言うものだった。イスラム社会は「アラビアのロレンス」にあったように人の井戸を飲んだりすると、殺される。モノを盗むと、手を切り撮られる。これに一番びびったのはサウジアラビアだ。国連に提訴し、1991年1月17日、アメリカ軍を中心とした国連軍がクエートに逆侵攻し、さらにイラクを攻めた。...
対日戦を意識していた1940年制作 「北西への道」 戦争映画100選 その120
- 2006/01/23
- 12:30

「Northwest Passage]この映画も子供の頃見た。やたらにインデアンを殺す映画だった。監督はKing Vidor, 原作Kenneth Robert、1940年作品。タイトルに「カラー」とあるが今回、私が観たDVDはモノ,子供の頃観たときはカラーであった記憶がある。また台詞から元はカラー作品であったことに間違いないだろう。(「あの緑の上着を着た男はだれだろう?」と言うようなことを言っているからだ。)ニューパンプシャー州ポーツマスからハー...
ハニーカット版「日本の拳銃」 外国人が書いた日本兵器の本 その11
- 2006/01/22
- 11:35

ハニーカット氏(Fred L. Honeycutt, JR.)は、「日本の小銃(Military Rifles of Japan)]の著者の一人であったことは先に紹介した。彼が、1982年に「Military Pistols of Japan]ー日本の拳銃ーを発刊していた。1985年は第2版が出た。(画像の表紙は第2版のものである。)本はJulian Books の発刊、167ページ、A4横版、白黒印刷、価格は書いてないし、幾らで購入したか忘れたが、30ドルくらいだったようだ。この本...