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記事一覧

歴史を勉強しよう。その1「元寇」で使われた武器は?

本当に「島国」と言うのはしょうがない。まず危機意識がない。と言うのが実感だ。例えば、英国以外の欧州は地続きだから、バルカン半島、中東、ロシア、中国、朝鮮半島まで地続きだ。日本と英国が似ているのは「島国」だからだ。アメリカ合衆国はどちらかと言えば巨大な島国と考えてよい。「元」は12世紀半ば、かのジンキス・ハーンが騎馬の優位性を発揮し、フィンランドから朝鮮半島まで巨大な国を作ったことによる。日本には1...

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日本の軍事は中国次第。

私は多くの人と同じ意見だ。日本の将来を握っているのは中国の動向だ。中国は隣国であり、急成長著しく、軍事大国だ。中国の国情が安定し、進出している多くの日本企業や、日本との経済活動が健全で活発であればアジアのみならず世界の成長に貢献できる。しかし、日本と中国は過去に元寇や、秀吉の朝鮮半島侵攻などを入れれば数回にわたり衝突した歴史を持つ。日中戦争(1937年ー1945年)では、一方的に日本は今でも謝りつ...

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このブログの方向性

ほぼ10ヶ月くらい書いてきた。昨年は「日露戦争」ものを多く書いた。特に日本海海戦100周年にあわせ、欧米の資料から、100年前の同じ日に起こった出来事を追って行った。それから、戦争映画だ。戦争映画は山ほどあり、多分私は日本人としてはかなり見ているほうだ。「戦争映画100選」と言うタイトルで、書いてきて、すでに100タイトルは軽く越えてしまった。これから公開される作品もあり、随時、書き加えよう。松島...

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ピスト(指揮所)から見る「戦闘機」

フリッピンの陸軍航空隊基地であろう。1944年9月27日の讀賣焼付けカードからの画像だ。説明には「太平洋決戦の神機は刻々と近づきつつあり、わが浮沈空母たる比島には一撃十殺の荒鷲、逸る心を押さえて」とある。この戦闘機の照準は旧型の筒状のものであるが発動機部部分は大きい。5機の戦闘機はすでに操縦士は乗り組み、発動機は回転し、出撃直前の撮影と見られる。後方の始動車(車体上に回転軸があり、航空機の発動機を...

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海面不時着機の搭乗員救助の様子

航空機搭乗員と機材、どちらが重要か?航空機搭乗員養成には時間と費用がかかる。疑いもなく今も昔も搭乗員の救助は何にもまして優先されている。讀賣新聞焼付けカード、1944年末のレイテ沖海戦の様子と説明された写真。零式戦闘機1機が海上に不時着し、巡洋艦の大型カッターが乗員を救助した様子である。「激しい戦闘で燃料を使い果たし、味方艦の近くに不時着した」とあり、船尾には救命胴衣をつけた操縦士が立っているのが見え...

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魚雷の搭載 九六式中攻機

九六式三菱中攻は劇的な機材であった。航続距離約4400km。その後継機が一式陸攻。(九六式は三菱開発製造で1935年に初飛行、1938年南京への世界初の渡洋爆撃を敢行した。)九六式陸攻が何と言ってもその名を世界にとどろかせたのは1942年12月10日、日米開戦2日後のマレー沖海戦だ。ベトナム基地から発進した九六式中攻は、各々その腹に約1tの魚雷を搭載し、それで、英国海軍東洋艦隊のプリンスオブウエールズ、レパルスを...

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北の守り 輸送船の武装

太平洋の戦い初期の北の輸送船の様子だ。高射砲を水平にして砲兵が手入れをしている。しゃがんでいる兵は明らかに陸軍の兵士だ。讀賣焼付けカード昭和19年5月21日号だ。すでにアッツ島の玉砕、キスカ島の撤退から1年近くが経過していた時期だ。この写真は前年のアッツやキスカへ、陸軍兵力を輸送していた頃のものではないだろうか。船舶は大型でなく、その前部ににわか造りの砲座であった。周囲の手すりは木製であった。砲は...

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デザートストーム作戦の予告編 [JARHEAD] 戦争映画100選 その121

1990年8月、イラクはクエートに侵攻し、占領した。理由はクエートは地下で続いているイラクの油田を盗んでいるからだ、と言うものだった。イスラム社会は「アラビアのロレンス」にあったように人の井戸を飲んだりすると、殺される。モノを盗むと、手を切り撮られる。これに一番びびったのはサウジアラビアだ。国連に提訴し、1991年1月17日、アメリカ軍を中心とした国連軍がクエートに逆侵攻し、さらにイラクを攻めた。...

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対日戦を意識していた1940年制作 「北西への道」 戦争映画100選 その120

「Northwest Passage]この映画も子供の頃見た。やたらにインデアンを殺す映画だった。監督はKing Vidor, 原作Kenneth Robert、1940年作品。タイトルに「カラー」とあるが今回、私が観たDVDはモノ,子供の頃観たときはカラーであった記憶がある。また台詞から元はカラー作品であったことに間違いないだろう。(「あの緑の上着を着た男はだれだろう?」と言うようなことを言っているからだ。)ニューパンプシャー州ポーツマスからハー...

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ハニーカット版「日本の拳銃」 外国人が書いた日本兵器の本 その11

ハニーカット氏(Fred L. Honeycutt, JR.)は、「日本の小銃(Military Rifles of Japan)]の著者の一人であったことは先に紹介した。彼が、1982年に「Military Pistols of Japan]ー日本の拳銃ーを発刊していた。1985年は第2版が出た。(画像の表紙は第2版のものである。)本はJulian Books の発刊、167ページ、A4横版、白黒印刷、価格は書いてないし、幾らで購入したか忘れたが、30ドルくらいだったようだ。この本...

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欧米における日本兵器研究嚆矢「日本歩兵兵器」 外国人の書いた日本兵器の本 その10

英国の日本兵器研究家ジョージ・マークハン氏(George Markham)の1976年著作は欧米における日本軍兵器研究の嚆矢と言ってよい存在だ。白黒印刷、A4版、96ページ。[Japanese Infantry Weapons of World War Two]はロンドンのArms and Amour Press社の発刊で、英国の価格は7ポンド50、渋谷のアンバンで4340円だった。内容は、①自動拳銃と回転式拳銃 南部式拳銃を上から見た写真があり、南部式の複座バネが銃身の左横...

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もう一種あった一〇〇式擲弾器 「大日本帝国の擲弾銃と擲弾器」3 外国人が書いた日本兵器の本その9

一〇〇式擲弾器の仕組みは(画像図面)が良く表している。銃口の先から出るガスの一部を利用するのだ。従って銃身の太さに合わせて銃身を挟む部分の寸法が異なる。銃剣の鍔を利用して横軸を入れ固定する。ガスの量が調整できて、それで手榴弾を飛ばす距離を調整した。この本の72ページに、三八式歩兵銃、三八式騎兵銃、九九式短小銃の3種の仕様が表になっている。騎兵銃のみは発射角度が30度と他の40度より低い。到達距離は...

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ドイツから来た擲弾器 キープ君の本2 外国人が書いた日本兵器の本 その8

日本とドイツが同盟を締結した時すでに、両国の間を頻繁に行き来する状況にはなかった。そのため、日本が陸軍技術国ドイツから得た兵器技術は意外に少ない。キープ君が書いた「大日本帝国の擲弾銃と擲弾器」にある「二式擲弾器」はそのひとつだ。ドイツの原型を見たことはなかったが、この本では日本製より長い。使用する炸裂弾は戦車の装甲をぶち破るためのもので、擲弾器は銃口に直接装着し、木製弾丸の弾薬を使用して発射した。...

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擲弾銃と擲弾器の大研究 1 キープ君がやってくれた 外国人が書いた日本の兵器その7

「大日本帝国の擲弾銃と擲弾器」英語題[Imperial Japanese Grenade Rifles and Lauchers]はアメリカの日本軍兵器若手研究家、グレゴリー・A バビッチ君と、トーマス・キープ君の2人が完成した快挙だ。2人とも60年代の生まれで、戦争とはあまり関係のなかった世代の人間である。とにかくこの2人の熱意には頭が下がる。筆者が在米中もキープ君はしょっちゅうコンタクトしてきてお互いに情報を交換しあった。この本はA4版、一部...

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英国のインド統治 楽ではなかった 「ベンガル槍騎兵」 戦争映画100選 その119

この作品。[The Lives of a Bengal Lancer]は1935年制作であり、前述した1939年の「Gunda Din]と合わせて評価してみると興味深い。「ランサー」は槍を使う騎馬部隊のこと。いずれもアメリカ、ハリウッド製の英国インド統治軍の話だが、アメリカでも英国軍のインドでの活動がエンターテイメントの主題になっていたほど、世界的な関心があったのだろう。話の背景は第一次大戦が終結して間もない頃だろう。槍を使って英国軍は...

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日本軍人にとっての刀。「日本の軍刀」 外国人が書いた日本兵器の本 その6

「Military Swords of Japan 1868-1945]は英国の出版物である。著者はRichard Fuller氏とRon Gregory氏だ。1986年、ロンドンのArms and Armour Press発刊。縦25cm、横19cm、127ページ、白黒印刷だ。内容は、明治維新期から日露戦争、日中戦争にかけて日本の陸海軍が使用した将校用軍刀、騎兵刀の主に外装に関する研究である。日本刀は剣道を修行したものにとって白兵の強力な武器であることは、廃刀令の後、日清戦争で再認識され、...

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ヘミングウエイの「武器よさらば」 3作とも出来悪し。戦争映画100選 その117

アーネスト・ヘミングウエイ(Ernest Hemingway)の[Farewell to the Arms]は第一次大戦中、北イタリア戦線に志願したアメリカ軍医療部隊中尉と、英国人看護婦のラブロマンスだ。1915年、イタリアはオーストリー・ハンガリー軍に押されていて、前線から負傷兵を後方の病院に運ぶ救急車を指揮する役目のフレデリック・ヘンリー中尉(自分の任務を「アンビュランス」と言っていた)と英国赤十字のキャサリン・バークレー看護婦の...

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「日本帝国の拳銃」 外国人が書いた日本兵器の本 その5

日本は拳銃国ではなかったが、「南部麒次郎」氏をはじめ何人かの拳銃開発者がいた。特に南部氏が1902年、日露戦争直前に開発した「南部式」拳銃は、8mmと7mmの二つの口径が存在し、小型南部拳銃は収集家の間では、恐らく世界で一番価格の高い拳銃であろう。日本の拳銃を網羅したこの本[The Hand Cannons of Imperial Japan]ー日本帝国の拳銃ーは、日本の拳銃研究の最頂点に立つ存在だ。著者はノースカロライナ州シャーロ...

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風船爆弾 外国人の書いた日本兵器の本 その4

第二次大戦中、日本がアメリカ本土攻撃に使った「風船爆弾」は良く言えば独創性あふれる兵器であり、戦後、そのアイデアは「大陸間弾道ミサイル」として実用化された。実際、今まで、冷戦下に膨大な量装備された大陸間ミサイルが使われなかったのは幸いなことだった。この本「フ号 Japan's World War II Balloon Bomb Attacks on North America]は実に優れた研究だ。著者はRobert C. Mikesh氏だ。スミソニアン博物館の学芸員...

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「男たちの大和 」ついに出た日本人の死に様 戦争映画100選 その105

なぜ、世界最大の戦艦「大和」は沖縄特攻に出たか。その物語を極めて日本的に明解に語ってくれた映画だ。この作品は佐藤純や監督、2005年12月、角川、東映作品だ。何と言ってもCGの使用を押さえ、巨大セットと10分の1模型を航行させての撮影が良かった。物語をもう少し「映画的」にすれば完璧だったろう。テレビドラマ的な偶然性、非現実性(主人公2人の彼女が両方とも広島で原爆に遭遇するとか、主人公が病院を脱走し出...

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外国人が書いた日本軍資料 その3 「日本の軍用銃」

[Military Rifles of Japan]は日本軍兵器研究の先がけ的存在だ。すでに発行されて数版を重ている。著者はノースカロライナ州に住む、Fred L. Honeycutt,JR.(フレッド・ハニーカット)とF. Patt Anthony(パット・アンソニー)の共著である。A4版、白黒印刷、207ページ、横版である。版を重ねて、表紙だけは縦になったが、内部は横である。横のほうが小銃のような細長い対象物を写真にした場合、デザインし易く、また見易い利点が...

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外国人が書いた日本軍資料 その2 「日本の銃剣」

「Japanese Baynets]は約830万振り製造された三十年式銃剣を中心に、日本の各種の銃剣だけをテーマにした名著である。著者はLarry Johnson(ラリー・ジョンソン)で自費出版ですでに絶版である。筆者は1970年代なかば30ドルで購入したが、現在ネットオークションでは200ドルくらいの価格ではないか。数年前、酒田市の知り合いに頼まれた探したが見つからなかった。副題は「The Definitive Work on Japanese Bayonets 19...

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外国人が書いた日本軍資料 その1 「日本陸軍ハンドブック」

「Japanese Army Handbook 1939-1945]は1979年に出版された。著者はA.J. Barker, 出版社は英国ロンドンのIan Allon LTD,縦23・5、横15・5cm、127ページの4ページだけカラー、白黒印刷物だ。1980年代、渋谷の「アドバン」と言う店で3300円だった。イラスト、戦場写真、そして中田の写真集「日本陸海軍の軍装」からの写真を使用していた。内容は、①日本の兵士②組織③歩兵兵器④戦車、自走砲、海軍の上陸用舟艇...

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世紀の2人の競演 「カスター将軍」 戦争映画100選 その116

「They Died Wiht Their Boots On]は1941年、Road Walsh監督、白黒作品である。アームストロング・カスター将軍とその妻を、世紀の俳優エロール・フリン(Errol Flynn)と、オリビア・デ・ハビルランド(Olivia de Havilland)が演じた。当時、一番人気の2人の競演と言うだけでなく、物語も出来も良い作品だ。カスターがミシガン州モンローから出てきてウエストポイントに入学し、そこで同郷のエリザベス・ベーコンと知り合い...

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ミリタリーアカデミィーと豪華な出演者 「T・A.・P・S] 戦争映画100選 その116

トム・クルーズ(Tom Cruse)、チモシー・ハットン(Timmoth Hutton)、ショーン・ペン(Sean Pen),いずれも1960年生まれだが、25年前の、彼等の殆どデビュー作で競演した作品だ。現在は3人とも堂々たる一流俳優だ。アメリカにはウエスト・ポイント、アナポリスに行くための予備校的なミリタリー・アカデミーが各地にある。民間経営、州立で、士官候補生(カデット)は軍隊と同じような生活をして、訓練し、勉強する。未だに軍...

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とうとう発見したノルマンジィー作戦のオリジナル作品「ブレイクスルー」戦争映画100選その115

第二次世界大戦、ノルマンジィー作戦から欧州戦線への映画は近年にいたるまで山ほどある。最近のその数々の作品のこれが元だ、と言う映画、監督Lewis Seiler([ガダルカナルダイヤリー」の「Breakthough](難局打開、と言う意味か)に行き当たった。1950年、白黒作品だ。セイラー監督は、簡単で分かりやすい、テンポの良いストリー展開、自然な兵士達の様子、の演出がうまく、それにこの作品は記録フイルムを効果的に編集し、こ...

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ロシア映画、ナチとの戦い「燃える大地」戦争映画100選その114

英語題「Burnign Land]は2003年、ロシア作品で、監督Mikhail Ptanshuk,カラー作品だ。日本題は「ソビエト侵攻」バルバロッサ作戦1941年とドキュメンタリー風だが、内容は戦争ロマンス、青春ものだ。このDVD日本語版パッケージに出てくるようなシーンはほとんどない。ヒットラーの出番もサインをするモノクロシーンだけだ。言語は英語だ。アメリカ国籍ユダヤ人女性ローズは将来ブロードウエイ歌手を目指し、モスクワの歌唱...

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南北戦争の大砲と日本との関係 「南部に轟く太鼓」 戦争映画100選 その113

[Drums in the Deep South]は1951年、William Cameron Menzies監督のカラー作品である。設定はウエストポイントを卒業した親友同士が南北に分かれて戦うにプランテーションの娘がからむ、と言う背景は「風と共に去りぬ」からアイデアをいただいていることに間違いない。出演者は女優に至るまで当時の西部劇などのアクションスターで、場所の設定もアトランタ郊外だ。アトランタに行った際、大きな岩山が郊外にあるのを見たが、...

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日本最後の空爆を誇示

1944年7月21日の讀賣新聞焼付けカードの画像だ。重慶への日本空爆の最後の段階を誇示していた。説明は「わが荒鷲が蒋介石と米鬼に中元を贈りたいとお盆の中日、特に大きいのを選んで飛行機に積み込んでいる。大陸の荒鷲みの茶目っ気がある。」5名の整備兵は陸軍兵士だ。250kg爆弾に「蒋介石に贈る」もう一発に「一発必中米鬼撃滅」と白く書いていた。日本の中国への空爆は1937年の海軍の南京渡洋爆撃に始まり、陸...

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サイパン島の海軍陸戦隊 81mm迫撃砲

昨年、天皇皇后両陛下が念願のサイパン島慰霊に行かれた。同島は太平洋戦争中、米軍に占領された初めての日本領土であって、約4万5000人の将兵と、1万人の民間人が死亡した。讀賣新聞焼付けカード、1944年6月21日号だ。サイパン島は6月24日に玉砕、陥落しているので、時期が合わない。またこの画像にある、海軍陸戦隊の81mm迫撃砲隊、3門が見え、各砲に装備の良い4名の兵士が付いている。資料によると、サイ...

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japaneseweapons

Author:japaneseweapons
日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



刀,弓,槍,薙刀,甲冑,鎧,火縄銃,軍用銃,機関銃など日本の武器や兵器に関する須川薫雄の研究を紹介はここ:
日本の武器兵器.JP


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