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記事一覧

恐るべき日本の6.5mm弾の精密性

日本の6・5mm弾は三八式歩兵銃、九六式軽機関銃、三年式重機関銃、どの兵器で撃っても、その命中率の高さが特徴だった。画像は6.5mm、九六式軽機で約100mの距離から射撃した、直径20mmの棒だ。私達が標的以外にこのようなものを射撃するのは珍しいのだが、リビー教授と行った各種実験のひとつだ。この棒の命中している部分には3発が同弾で、その下3cmのところに1発がかすっている。驚くべく集中だ。日本の軽...

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対空射撃と反射神経

人間の反射神経にはかなりの個人差があるし、また加齢とともに衰えるはずだ。運動選手、例えばイチローの反射神経は球場で見ないとその凄さは分からない。バッターがボールを打った瞬間に走りだす。ライトにボールが行ったらお終いだ。(テレビカメラの切り替えより早い。)今朝、猟場としている知り合いの敷地の奥深く、池に近づいた。バタバタと鴨が十羽ほど飛び立った。3号弾で2発続けて発射したが、かすりもせず鴨は飛び去っ...

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猪ワナ

猪は夜行性だ。昼間はめったに出て来ない。貪欲な動物で、しかも走る速度が速く、牙や鼻が強く地面を掘るのが得意だ。昼間は山奥のくぼ地で寝ている。犬でないとその居所は突き止められない。銃猟で捕る場合は2種類の方式がある。一つはグループが二手、勢子と待ち伏せに別れ、犬と勢子が猪を追い出し、銃の方に導く。これにはトレンシバーを使い、連絡を取り合う。銃はライフル銃かスラッグ弾(散弾銃に一発玉を入れる)だ。もう...

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「イカリ消毒」社 気になる会社名その2

画像は「イカリ消毒」のネズミ捕りマットだ。私はアメリカの友人にこれをよくみやげにする。とにかく性能が良い。ニューヨークなど大都市、地下のある郊外に家、どこにでもネズミがいて、皆とても嫌がる。これをあげるととても喜ぶ。航空機にも問題なく持ち込める。アメリカの同種のネズミ捕りはこのイカリ消毒の製品に比べたら、子供と大人の差がある。チェルシーのレンガ作りのオフィスでもネズミに悩まされた。一度出ると大騒ぎ...

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狩猟解禁

昨日、15日は北海道以外の狩猟解禁だった。これから2月15日までが期間だ。狩猟には「銃猟」と「ワナ猟」の2種類ある。私は両方の免許を保持しているが、釣りと同じで「狩猟」は自然との対話と考えているから、捕れてもよし、捕れなくても良しで、欲はないし、当然規則は守る。無理もしない。昨日は隣の武ちゃんの協力で猪ワナを9個セットしてきた。猪は10月その隣の秋元さんの奥さんが丹精こめたジャガイモ畑を一晩で、1...

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陸軍病院看護婦の射撃訓練

福島の友人、大越さんの家は祖父の代に一旦途絶えた。満州か北支に派遣された唯一の跡取りであった祖父が重傷を負い、それが元で結局なくなったからだ。残された、写真アルバムを見ていると負傷兵の写真、病院での写真に加えて、陸軍病院看護婦学校の様子の写真がある。画像はその中の射撃訓練の様子だ。三八式歩兵銃を使い、伏射姿勢で、横から教官が照準を修正している珍しいものだ。教官も力が入っていたようだ。この学校には3...

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アメリカ軍が作った日本軍対戦車地雷

画像の筒地雷は日本軍が大戦末期に使用した形であるが、アメリカ軍が訓練の為に製作したものだ。一つの木箱にこれと、九三式対人地雷、九二式対戦車破甲爆雷(磁石式)、九七式手榴弾などがセットになっており、すべてアメリカ人軍が鹵獲した日本軍兵器を見て製作したものだ。これは訓練に使用したものだ。訓練の目的は、これらの兵器に対応する策のためと、さらに戦場で手に入れた際に対日本軍用に使用する、ふたつの目的のためだ...

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折られた刀

知り合いの村山 常三郎氏(村山舞台装飾社前社長)が言っていたことだ。終戦直後、張りぼてを作る竹を綺麗に割る刃物がなかった。自宅にあった短い刀(脇差)を鉈代わりにしたら、満足の行く出来だった。(村山氏の会社は歌舞伎座をはじめ、テレビ局、イベントなどのセットを作る会社の大手だ。)当時は日本刀剣の価値はあまり認められてなく、刃物として、道具として最高のものだったので、多くの刀を折って更に短くして、竹割り...

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武士の粋 白柄の刀

幕末、欧米に遣わされた武士達は各地でその衣類、刀、道具類などの「粋さ」を称えられている。パリでは、武士が捨てた懐紙を人々が珍しがって拾いあったと言う。現在、日本では刀剣の研究や鑑定は盛んだ。しかし、最も目立つ二振りの刀の柄。体の真ん中に位置し、一番重要な武士のアクセサリー、この粋を述べたものは少ない。画像の刀の柄は、実にシンプルで、涼しげだ。白柄巻きだが、この素材は木綿の平たい帯だ。それをX字型に...

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金属製環状保弾子(メタルリンク)

日本の地上用機関銃は殆どが、帯状給弾の仕組みではなかった。これは南部氏の方針だったのか、三年式、九二式重機は板状、十一年式機、九九式軽機は箱型、の給弾の仕組みだった。弾薬を厚い保布に挟んで長い帯として給弾する仕組みは、マキシム、ブローニング、ビッカーズなど世界の主流であったが、日本はホチキスの仕組みを採用したからだ。しかし航空機用機銃には帯状の給弾システムが効率的であった。布ではなく金属で弾薬を繋...

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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