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記事一覧

週に一度は寄る「ハンクス」

ハンクはジョン・ウエインのような容貌の人だ。恐らく性格も、「リバティバランスを撃った男」のようなのだろう。この汚い骨董屋をやっている。ここの広場には数件のガラクタも含め骨董を扱う店がある。「ハンクス」はその大手で、右に2軒あり、レスビアンのカップルが見ている。左にも1軒ある。ここで、8年前にディナーテーブルと椅子のセットを買ったときの話だ。息子とニューイングランドの家で使う家具を探していた。僕等は...

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メイウエザーも好きになりつつある。

5月5日、ラスベガスMGMでのオスカー・ホヤとのタイトル戦が盛り上がって来た。HBOがPPVで有料放送するので、TBSのやらせと異なり、1回のKOを言うこともありうる。(TBSは12回判定と決まっているから面白くない。ボクシングを駄目にしている。)あらかじめ申し込んでおかないと、放送が見れない。課金される。アメリカはボクシング視聴者の層が高い(調査会社は収入とか年齢とかいろんな要素で社会的な区分をしている。)ので...

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アメリカ東海岸機械工業の勃興と衰退

アメリカのニューイングランド地方は、かって工業地帯だった。ニュージャージー州、ニューヨーク州、コネチカット州からマサチューセッツ州と越え、ニューパンプシャー州まで、1950年くらいまで、各種の機械工業が発達していた。その動力源は今でも各地に見られるが、画像のような豊かな水量を活用した水力発電だった。平らに見えるニューイングランドにこのような滝があるのは不思議に思うが、ナイアガラも同じだが、リッジと...

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くさびを利用した銃身の組み立て

「日本は兵器が劣っていたから戦争に負けた。」これは一昔前、今でもいるが、(兵頭君とか)誤った意見だと思う。戦争はそんな単純なものではない。イラクを見れば分かるだろう。兵器の性能や量は重要な要素だが、それだけでは勝敗は付かないし、一体今まで歴史上、勝敗がはっきりした戦争はあったのだろうか。画像は日本の軽機関銃の銃身と尾筒(レシーバー)を接続する部分だ。左が九六式、右が九九式だ。チェコ機銃のことのコメ...

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今朝はゴルフに行ってきた。

ニューイングランド地方の夏の楽しみはゴルフだ。この辺りでは殆どのコースは先週末にオープンしたばかりだ。プロのツアーも南から上がってきてこの辺りには7月に来る。今朝、一番で回ってきた。先週、インターネットで予約し、最低2名単位だが、余白に1名だと入れておいた。平日、シニア、全て込みで38ドルだ。練習も一籠させてくれた。スコアだ、ショットだ、パットだと言うが、やはり広い空間で思い切りボールを打つのは良...

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機関銃の規整子(ガスレギュレター)の役目

ミニミ(世界主要国の分隊用軽機関銃)に関しての記事を読んでいたら、ガス筒先のレギュラターで発射速度が変更できる、とあった。ガスレギュレターはまだ他の国が採用してない頃から日本の機関銃には必ず付けられていた。日本独自の技術ではなさそうだ。初期のホチキスにも見られる。しかし南部氏は必ず日本の機関銃にこの部品を付けた。画像のようにガス筒の先についており、輪を回すことで銃身から抜けるガスの量が調整できる。...

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超ブランド牛で、趣味牧畜をやる金持ち

富裕層はいろんな金の使い方があるなあ!と言うのが僕のコネチカット生活の実感だ。この牛を飼っている人は、牧畜が本業ではない。アメリカでは数頭、牛や其の他の家畜を飼っていてもビジネスにはならない。「趣味」でやっているのだ。自分でバターやチーズを作るのも、ワインのひともいるが、それが趣味なのだ。家構えが農家ではない。以前、釣りに行って、中年の夫婦ものが牧場でいろいろ「討議」しているところに出くわした。ニ...

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街に行って来た。

さっき、ニューヨークに行って来た。ここからは1時間40分くらいか。途中で買い物すると2時間くらい掛かる。’70年代に住んでいたリバーデールからヘンリーハドソンをずっと南まで行き、16丁目で出て、ナインスをぐるっと15丁目に周り駐車場に入れる。昔、会社をやっていたのがここにあるチェルシーマーケットだ。用事があって来たのだ。チェルシーマーケットはナビスコの工場だった大きなレンガの建物で、さまざまな食べ...

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ヤンマー製のルイス機銃弾倉

日本海軍は積極的に新技術を取り入れたがひとつだけ例外がある。九二式(1932年)機銃、7.7mmだ。この機銃はまったくルイス機銃で、英国のものそのままだった。7.7mm弾もリムド(縁がある)で、陸軍の7.7mmとの互換性はなかった。ルイス機銃そのものは、第一次大戦前の開発で、欧州各国、そしてアメリカで採用された。画像のその日本製、珍しい、円形弾倉だ。裏側からみたものだ。バネを使ってなく、弾倉が機銃...

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九六式軽機関銃、替え銃身が必要だった。

九六式軽機6・5mmは1936年、日中戦争勃発の前年に制定された。優れた兵器だ。現在のNATO軍のミニミの前身と言っても過言ではない。箱型弾倉を使用するが口径が小さく扱い易い。九九式軽機7.7mm(1939)は機構は殆ど同じだが、替え銃身が必要なかった。使用により、いわゆるガタが出て来ても、銃身と 尾筒(レシーバー)の間に、0.1-0.5mmまでの環を挟むことで「ヘッドスペース」を調整したからだ。九六式の銃...

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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