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記事一覧

日本軍中円匙の穴

日本軍が使った円匙(スコップ)には3種の大きさがあり、歩兵など個人装備は小円匙(しょうえんび)と呼ばれ兵の背嚢に柄を外し装着されていた。それより一回り大きく、同じく柄が外せるものが中円匙だ。重機関銃分隊や、野砲、迫撃砲隊などの砲兵に装備され、陣地の構築、兵器の設置に使われた。吉田さんから「日本の軍用銃と装具」にこの中円匙の穴に関しての記述がないと、言われたことがあった。確かに直径4mmほどの穴が二...

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幕末日本を見た欧米人その1 ロシア人捕虜

16世紀末、イエズス会の記録は戦国期から統一期への日本を外から客観的にまた欧州社会と比較して社会、政治、人間を良く見たものだ。それから2世紀ばかり、日本は欧米から忘れられていたが、欧州の戦争が19世紀になり日本にも波及してきて、国防論が高まった。1811年、ロシアのディアナ号で日本北方領土に渡来し、国後島で捕らえられた8名のロシア人は函館に送られ取調べを受けた。艦長ミハイロビッチ・ゴローニンの記録...

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「帝国飛行協会」の記章

画像の上着の襟に付ける記章は、幅30mm、9つの気筒を持つ星型発動機とプロペラを意匠したもので七宝製造で、中心が緑に赤、プロペラは青で縁取りされている。細かいつくりだ。桐の小箱、正会員章、帝国飛行協会と右から文字が型押しされている、に入っている。随分、昔にアメリカで友人に貰ったものだ。ピンが折れて欠落している。帝国飛行協会は1910年(大正2年)に設立された。ライト兄弟の初飛行から7年後のことで、...

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矢と弓矢台

日本の「矢」は僕の好きなアイテムの一つだ。この矢いれを見ると、これを購入した際の苦労を思い出す。ロンドンのマイケルの店で、ほぼ完全な弓矢台を見つけた。本当はこの矢入れ(10本の矢が入る)は二つセットだが、ひとつしかなかった。しかし台は完全、矢の状態も良かった。1980年代半ば、ドイツでのカップウィナーズカップか、クラブズカップの業務の時だった。ロンドンで、キャピタルラジオとジャズフェスティバルの打...

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教会の修復

昨年の夏、教会は90周年を迎えるに当たり、修復した。この教会は個人が建設したもので、大谷石で出来ていて、全体に太いツタが絡まっていた。ツタを取り除き、石の緩んでいるところを直したのだ。しかし、地震のことを考えると同じ大谷石を積み重ねるわけにはいかなかった。ファサードの部分は石ではなく、新しい素材になった。安全性は増したが、趣は犠牲になった。しかし、ツタは一年たって下の方に出てきた。まだ上まで行くに...

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選挙、大衆の心の変化

参院選挙、しゃくなげマスコミ会で、共同さんに聞いたより自民が負けて、びっくりした、同時にがっかりした。経済や各種の改革、防衛は大丈夫か?政党に関係なく、ベテランの政治を職としてきた人々が姿を消し、当選したのは、曖昧だが響きの良いフレーズだけで、政策、戦略、具体性が見えない人々ばかりになった。「生活を守る」とは何のことだろう。当たり前でないか。安倍首相に対するメディアの反発はここ数ヶ月、異常なまでの...

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南蛮史料にみる日本人

400年前、日本が積極的に西欧と付き合った時代の西欧人の日本人観だ。その本は、松田 毅一著「南蛮史料の発見」よみがえる信長時代、中公新書。日本に布教に来たイエズス会の布教者が本国に送った、膨大な報告はローマのバチカン公文書館に保管されているが多くは非公開だそうだ。マイクロフイルム化され、アメリカ大陸にも保管されている。短い期間だったが信長が南蛮文化の時代であり、キリシタンをはじめ様々な南蛮文化が日...

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登録を間違えてしまった火縄銃

以前は外国で購入した火縄銃や刀剣は、成田空港で、警察の引渡し書を貰い、それで登録に行った。従って、手荷物として持ってきたものを税関で申告して、事務所で待っていると、空港警察の係員が来る、モノを測り、それを書いた引渡し書を呉れた。今はモノを保管し、成田の審査員が一度観て、それからもう一度、自分の住所の県で登録審査を受けなければならない。当時、僕はニューヨークに駐在しており、ガンショーなどで時々良い火...

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若い大工

以前、家の壁塗り(珪藻土)と水周りのリフォームをやってくれた、トラストの飯島さんが、屋根作業の見積もりに派遣してきた大工さんは若い人だった。でも話をしていると、とても建築に知識があり、アメリカの大工の作業方法に興味を持っていた。屋根の「シングル」、建設後20年ちょっとでボロボロと崩れるようになってきた。家はコンクリートだから漏るまではいかないが、コンクリートも痛むだろうから、張り替えることを検討し...

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エフ氏夫妻

スポーツジムで知り合ったエフ氏は、私より若い。某化粧品会社の会長だ。学生時代、重量挙げをしていたので、筋肉がすごい。今でも、ウエイト運動を良くやる。同じ年齢の妻同士が仲良くなって毎週ゴルフに行っていた。こんどあるゴルフ場の「友の会」に4人で入会し、先日行って来た。家も近所なので、エフ氏の車一台に同乗した。エフ氏の飛距離はすごい。飛ばす。仕事上、ゴルフは土日は必ずと言って良いくらいしている。真剣にや...

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こんな記事は当たり前

今朝の日経新聞終面、文化欄の記事だ。アメリカで、第二次世界大戦での日本の特攻と原爆使用に新しい見方が出ているとの内容だ。何も新しいものではない。特攻は米国海軍の調査でも、操縦士の3分の2は、同じ状況に置かれたら自分も特攻を行うとしてた。それより核攻撃だ。8月1日にアメリカ議会下院は「従軍慰安婦問題」で日本が謝罪することを求める決議を行う予定だ。何て馬鹿なことだ。ここまでアメリカの民主党勢力を勢いつ...

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「ライブラリー」の重要性

今の学校の図書室と言うのはどうなっているのだろう。会社でもライブラリーは重要だ。以前に勤めていた会社には立派なライブラリーがあり、社員はそこで調べモノをしたり、昼寝をしたりした。ライブラリーはアイデアの宝庫である。僕は自分のライブラリーをもっているが、入っているふたつのクラブにも立派なライブラリーがある。画像はそのひとつのライブラリーだ。待ち合わせなどで時間があると、ぶらりと入り、ライブラリアンの...

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南蛮筒の影響

「倭寇」が鉄砲を日本にもたらしたと言う説を唱えている人たちは、日本には東南アジアから多くの鉄砲が輸入された、その実物も多く存在しているとしているが、この根拠は薄弱だ。では東南アジアのどこで、どのように日本が輸入した鉄砲は製造されたのか。なぜ船舶搭載型以外の火縄銃は輸入されてないのか、などは明確に語ってない。ポルトガルのあと、鎖国前に来た英国の船は幾つかの鉄砲を献上した。そのひとつが尾張徳川博物館に...

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「鉄砲とその時代」三鬼 清一郎著

日本の近世創造の過程、南蛮世界との出会い、国家統一、体制の確立、そして活動的な民衆の意識、宗教、日本がドラマチックであった、16世紀を捉えた、やはり教育社新書版の本だ。三鬼氏は、ポルトガル商人からの鉄砲伝来(1543年)、イエズス会のキリスト教布教(1549年)と深い関係があったと語っているが、実際は大航海時代は経済が主で布教はそれに便乗したものとの解釈が西欧では一般的な歴史感だ。それ以前、室町幕...

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郵便局にはまだ競争力がない。

出かけているうちに「配達証明」の郵便が来た。通知が入っていた。こういう時は、通知にある番号に電話するがまずはすんなりと繋がらない。それで夕方、本局へ行った。この郵便の差出人の欄はバーコードだが、家の置いて行った通知にはバーコードがない。だから取りに行っても、窓口は「今日ですか、もしかしたら配達人がまだ帰って来てないかもしれない。」と探すのに消極的だった。10-15分くらい待って、奥からようやく「配...

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同じ火縄銃

日本の火縄銃には同じ銃は殆ど見当たらないことは以前にも述べた。今回、自分の収集品を整理していて、2-3組の非常に良く似た火縄銃があったことに気がついた。画像のものは、まったく同じ寸法、口径だ。製作者銘も同じだ。「二重巻張 国友 藤兵衛重恭」銃身の象嵌と銃床の飾りが異なる。しかしこれらは銃の機能には関係ない。一番の大きな相違点は、目当て(照門)の位置だ。ひとつは一般的な位置で、もうひとつは遠い。遠い...

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ビジネスに強い言語は英語

英語は上手なんだが、ビジネスで話させると、もどかしい日本人ビジネスマンが多かった。英語はロジカルに話す言語だ。時にビジネスでは。クジラさんに依頼し彼の選んだ英語講師に来て貰い、ロジカルに話す英会話研修を会社幹部に実施した。結果はあまり効果がなかった。その理由は、ロジカルな話し方は、実際に自分で、ビジネスを英語で行い、どういう言い方、やり方で、相手を納得させるかを体験しなければ、身に付くものではない...

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仙台の鉄砲はなぜ地味だ。

仙台箪笥と言う種の箪笥は豪華なものが多い。江戸、明治と当地の職人が製作し、赤味がかった漆を厚く塗り、同じく漆を焼き付けた、鉄の金具をふんだんに使った贅沢な家具だ。現在でも同じスタイルで作られている。でも鉄砲は地味だ。金具も少なく、ほとんど仕上げの漆もない。なぜ同じ地域で、家具と鉄砲、こんなに差があるのか。鉄砲は口径11mmの2匁半が多いが、勿論十匁筒もある。背景はやはり藩の力が強くその方針ではない...

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講談社からの依頼

講談社で現在出版準備中の新書版「太平洋戦争」の本に、日本軍の小銃の写真を借用したいとの依頼があった。快く了承したいのだが、怪しい本も多い。それで「日本軍、戦没者等を誹謗した内容でない、著者は左翼ではない」ことを条件に返事した。「他で探します。」との返事が来た。「従軍慰安婦」ではないが、その手の者だった可能性はある。教育社の新書版、田中 健夫著「海の歴史 倭寇」を読んでいた。東アジアに猛威をふるい、...

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恐ろしい痴漢、セクハラ、ストーカー問題

あらゆる会社、職種に広がっている。警察官まで逮捕されている。報道を丹念にみていると、どうも事務職、管理職、知識職、公的機関、報道関係に多い。勿論、ワーキングクラスも問題を起こしているのだが、報道されてないのかもしれないが。僕が勤めていた会社は盛んなところで、昔は頻繁にあったが、話題にもならなかった。最近は報道されるので、大きな問題になった。でも会社の本質は変わってないと思う。昔は、捕まっても笑い事...

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誰が銀座で飲んでいるか?

僕は殆ど飲みに、女性のいるクラブに行ったことはない。ニューヨークにもバブル期には沢山の日本クラブがあった。1993年に一回行っただけだ。銀座のクラブは、JALの「若ハゲの加藤」さんが好きで、度々迷惑だが、連れて行ってくれた。小野田 寛郎さんにも会ったことがある。当時で2人で1時間半ばかり過ごし、10万円は取られたはずだ。クラブはインテリアなどはしゃれているが、空気が悪い。ノースモーキングのところな...

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サラリーマンの昇格

17年前に仲人をしたI君が昇格した。その祝の食事会をもった。今は会社の中で昇格するのはとても難しい。自分を殺さず、おもねず、昇格していく人たちは少ない。年功序列が崩壊したからだ。果たして自分を殺して、組織の歯車になりきり昇格していくのが良いか、自分を主張しつつ、自己を出しながら、評価されていくのが良いか。それは各個人の生き方だからどちらでも良いのではないか。I君夫妻、子供は小学6年生を頭に3人いる...

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日本の火縄銃、どうしてこんなに重いものが多い。

日本の火縄銃には八-十匁、口径17-19mm級もものが多い。日本前装銃協会では、かって「侍筒」と称し、この競技会を開いた。僕も何回か優勝した、最高得点は87点だったと記憶している。それにしても重い。10kg以上あるものはざらだ。これに約10gの黒色火薬を入れ、18mmの弾丸を込める。発射の反動は30.06や7・7mm小銃の倍くらいだ。頭がのぞける。13発撃つが、毎回、ボクシングなら、右にフックを入...

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インタビューのこつとビジネスマンの興味の対象

アメリカと日本、多くの若者を面接してきた。若者の能力、意欲、には面接で感じる限り、大きな差はない。大体、私の質問は「君の社会的な興味を語って下さい。」と言うような内容だった。英語では「テル・ミー・サンム・オブ・ユア・リーセントインタレスツ?」と聞いた。アメリカの若者は我が意を得たりとばかり、とても広い範囲の中から、自分だけの興味を語り、個性を特徴つける。その点、日本の若者は個性の表現が下手で、例え...

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薩摩筒はなぜ六匁と一匁が多い。

日本の火縄銃にはまだ分からないことが沢山ある。名和 弓雄氏は「簡単ですよ。」と何事にも答えを持っていたが、僕はまだそこまで知識がない。澤田 平氏も、とにかく数多くを観察しており、何でも知っている。「向島」の友人は、「俺はしらねえなあ」と江戸弁で言うだろう。薩摩筒は特徴がある。大きな台カブ(銃床)、小さなカラクリ(機関部)の火挟みは、鉄製だ。しかし、口径はほぼ15mmの六匁筒か、9mm弱の一匁筒が一...

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隣のプチは偏見(犬)

このワンちゃんは、タイ生まれの女性、5-6歳か。なかなか他人に懐かない。タイから日本に家族と共に来たので、神経質になっていた。白ぶちの形の良い犬だ。彼女がなかなか良い番犬なのだ。大体、犬の本質は猟犬か、番犬だ。外部の人間がこの路地に近づくと吼える。家族や近所の人の足音は覚えている。困るのは、彼女には偏見があるのだ。僕の家の前3、横と4所帯が外国人だ。外国人が嫌いなので、住んでいる人でも、彼等が出て...

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米1升無くても外資系は止めなさい。

アメリカにいた頃、会社はインターンを受け入れることになっていた。これはある程度以上の規模の会社には義務つけられてもので、大学生、それに高校生も来た。そのまま就職する人間もいた。その制度を踏襲して、日本でも、あまり一般的でなく、僕が退任してからは辞めてしまったが、ある人材派遣会社に頼み、夏休み、大学3年生を対象にインターン制度を実施した。3年間実施した。20名くらいから面接で8名くらいを選び、5-6...

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新潟県知事、無礼なるかな。

1週間前の中越沖地震の直後、柏崎原発の被害の件で東京電力社長を呼び、怒鳴りつけている新潟県知事の映像を観た。東京電力は好きな会社ではないが、卑しくも社長にあの態度はないだろうと感じてのは私だけではないだろう。柏崎の街の被害把握や、なぜあれだけ古い建物が耐震補強もされず放置してあったか、その行政の非を反らす為か。それにしても無礼だ。案の定、風評で新潟県の産物は、魚や野菜、売り上げが落ちているか、値が...

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火縄短筒、この不思議な銃器

日本の火縄式短筒はわりに数多く残されている。果たしてどのような設定で使われたのか。全長が30-40cmくらいのものだ。馬上でこの種の銃を撃つ画が残されているが、火縄銃の殆どは銃の右側にある火蓋を開く(きる)ことが必要だ。右手で銃を持ち、同じ右手で火蓋をきる、長い銃は左手で銃の重心近くを保持すれば難しいことではないが、短筒では難しい。まして馬上でこの動作をするには、両手を離す必要がある。また、握り(...

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モホーク族の酋長ジョセフ・ブラント

現在、モホーク族はアメリカとカナダにまたがり約3万人の人口だそうだ。言語は英語とモホーク語、宗教はキリスト教。モホークは「火打石の人」と言う意味だそうだ。ジョセフ・ブラントは1742-1807年、アメリカ独立戦争の頃を生きた、モホークの酋長で、当時一番有名なインデアンだったそうだ。ジョセフは英国に渡ったので、幾つかの肖像がが残されているが、白人の血が混じっていたことは明白である。この画像はアメリカ...

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プロフィール

japaneseweapons

Author:japaneseweapons
日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



刀,弓,槍,薙刀,甲冑,鎧,火縄銃,軍用銃,機関銃など日本の武器や兵器に関する須川薫雄の研究を紹介はここ:
日本の武器兵器.JP


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