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記事一覧

アメリカ事業50年間の「ラスベガス観」

昨年7月、アメリカからの引越しで世話になったエンドウコーポレーションの遠藤 継雄会長だ。以前はニューヨークで、遠藤運輸社長をされてた。同時に現地の三田会会長だった。今日の昼、恵介先輩とご馳走になった。同氏は現在はロサンゼルスに居られるが、日本にも時々来られる。50年間、アメリカで仕事をされた。しかも運送業をと言うのは、なみたいていな覚悟では出来ない事業だ。様々な話題が出たが、今日、聞いた興味ある話...

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九九式軽機関銃の銃身接続

この接続方法は日本独特なものだ。1930年代後半、名古屋工廠で開発されたと思われる。クサビを使うのだ。画像のボルトの先の部分。九六式軽機からの改良点の一つだ。左からボルトを締めていくと、銃身と尾筒(レシーバー)の接続が常時固い。これは九六式の半月型の柄(レバー)を使う方式、チェコ機銃の凸凹を90度違いに入れて接続する方法などより使用による磨耗に圧倒的に強い。ヘッドスペース(弾丸の入る部分とレシーバ...

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今年の残り、幾つかの不安材料

今年も3分の1が過ぎた。多くの人のアセットは塩漬け状態にあるが、単なる経済だけの問題ではない。石油価格は冬には150ドルを越えるだろう。税金に関係なく、全ての石油製品は上がる。穀物価格、その他資源価格は上昇し続ける。選挙で自民党は負けるだろう。しかし民主党内閣の元では、混乱は拍車を掛けられるだろう。株価やドル価は下がったままだろう。日本の輸出に陰りが出る。大きな地震があるかもしれない。ワールドカッ...

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昭和の日と「日の丸」の旗

今日が「昭和の日」になったのはいつか。すっかり昭和は遠い時代になってしまった。昭和の最期の年、1989年はバブルの終末。しかしそれに気が付いていた人は少なかった。まだうかれてた。昭和は1926年から1989年までの実質62年間で、日本は軍国主義から民主主義にジェットコースターのような歴史を歩んだ。戦前の人はさぞ、困惑しただろう。経済的には恐慌で始まり、バブル崩壊で終わった。戦争があった。250万に...

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ロゴを真似している「映画泥棒」

映画を見に行くと、トレラー的に映写される「映画を不法にコピーすると、1000万円以下罰金、10年以下の懲役、警察に通報します。」と言うフィルム。確かに映画の不法コピーは中国などでは組織的に行われ、ソフト業界では頭の痛い問題だ。しかしこのロゴ、どこかで見た記憶があると思っていたら、オードリー・ヘップバーンの「おしゃれ泥棒」の邦題を真似している。この映画は1966年「ハウ・ツゥ・スティール・ミリオン」...

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茄子環を使ったスリング(負い帯)

日本軍は軽機、自動短機関銃そしてそれらの装具に「茄子環」と言う金具を使用した。野菜の茄子に形が似ているから、そうよんだのだろう。軽機など10kgくらいの銃に付ける負い皮(帯)と、一〇〇式短機関銃、弾薬150発入れ収容嚢、弾倉入れなどに使用した金具は厚さが異なる。この九九式軽機には厚い金具と尾錠(バックル)が付いているが、帯の布はあまり厚くない。皮革の場合は小銃よりかなり厚い、長いものだ。しかも布は...

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こういう時代に「良いこと」を言う奴は偽善

多分、今の世は、「人の言葉の裏には本当のことが隠されている。」「立派なことを言う人に気をつけろ。」だと思う。日本の社会、経済の現状をみると、八方塞がりだ。良いことを言える訳がない。少子高齢化は進む、都市への極端な集中。資源は食料も含め高騰している。これで輸出先がこけたら、どうなる。あのトヨタですら生き残れないだろう。さらに北の核をはじめ解決できてない国際問題。増える犯罪。年金問題。何よりも「財源」...

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マニオンオークションハウス小切手と孫

午後、1000m泳いで戻ったら、娘と孫が来ていた。娘が郵便受けからテーブルの上に置いた郵便物にマニオンの封筒があった。開けたら、小切手。昨年来、溜まっていた払いの一部だが、まとまった額だ。この孫が生まれた日に見にきた人が家を買った。(あのサブプライムの逆風の中)こいつは何か僕に良いものを持って生まれてきたようだ。夕食の間は寝ていて、起きてきたら、なかなか元気で、機嫌が良い。今夜は泊まって行くと言う...

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九九式軽機の眼鏡

九九式軽機(九六式も)には、銃の右側にクランク状(プリズムを利用した)の2・5倍の照準眼鏡が装着された。しかし、銃の右には二つの蓋が出る。上の開いている蓋は、弾倉口に使用しないときに塞いで置くものだ。これは使用時には開いたままになる。この画像では弾倉が装着されている。下の横にある閉まったままの蓋は排莢口の蓋だ。九九式ではこう棹(ボルト)を引くとバネで開く。(九六式は空薬莢が飛び出るときに空く。)眼...

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民芸品の火薬入れと価格

モノを収集する趣味はまずは子供の頃からいろいろあろう。インターネットはその趣味の拡大にとても貢献している。昔は骨董屋とか、骨董市に行かなければ、何があり、幾らくらいか、どういう人が収集しているか、分からなかった。今は、ネットオークションを見ると推定できるが、残念ながら他の収集家や、売り手の顔を見えない。こんなような品でもネットオークションなら値が付くだろう。火薬入れを集めている人がいるからだ。左は...

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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