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記事一覧

物価上昇と名目経済成長

ガソリン。燃料価格の上昇はなかなかのボディブローだ。効いてきた。それに原材料の世界的高騰。また乳製品など食料品価格上昇は複雑な日本の農業の仕組みにもよるだろう。円高は輸入品の価格を抑えるには良いだろうが、まるで効果がないようだ。高度成長期をビジネスマンとして生きたものとしては、今年はとても恐ろしい。物価上昇は見かけの売り上げがあがるので、名目成長率は高くなる。だから企業などは目標達成が出来る要因に...

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塹壕の中の三十年式小銃を構える日本兵 日露戦争 8

日露戦争は、第一次大戦のまえぶれのような近代戦になった。塹壕を掘り、機関銃や近代的ボルトアクション小銃で敵味方が対峙した。出て行けば犠牲は大きかった。冬の日本側の塹壕だ。手前の兵士は三十年式小銃のこう棹(ボルト)を引いて、弾薬の様子を見ていたのだろう。弾薬は5発の挿弾子、真鍮の板、を押し込んで固定の箱型弾倉に入る。弾薬は5発が交互に2列になっている。塹壕の底には雪が。三十年式小銃は遊底覆いが付かな...

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何を考えてるTBSスポーツ

昨夜のダブル世界チャンピン戦。いやーつまんない試合のダブルだった。大体、TBSの演出はボクシングと言うスポーツが分かってない。木偶の棒だ。最近、ジムに行くと落ち着く。ボクシングが好きになってきたからだ。あの汗と皮の臭いの混じった何ともおかしな雰囲気のところだが。画像は女性練習生のティさんがピンクのグラブで会長のミットと打ち合っているところ。なかなかのパンチ力だった。僕も昨日の午後も練習した。最初の...

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日本軍のプレスセンター 日露戦争 7

日露戦争中、日本は外債を売っていたので、誰がつけた智恵か、外国人プレスや外国観戦武官などの対応に力を入れていた。だから、英国や米国の出版物に日本軍のことは多くかかれ、写真と絵画で説明されていたのだ。この画像の建物は旅順港攻撃の日本司令部の「プレスセンター」とある。興味深いのは、広報官のような士官だ。多分、外国に留学して、言葉も出来たのだろう。そういう顔つきをしている。建物は粗末だが、兵は穴を掘って...

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火縄銃銃台の被い

先日、鈴木先生(医師)の高価な井上関衛門の鉄砲を見ていたら、画像のように皮製の銃の尻を被う袋が付いていた。仔細に見たが、時代もある、元々付いていたものだ。13x7cmくらいの大きさで刀の柄袋のような皮の質、丁寧な作りだ。多分、銃口被いもあっただろう。火縄銃など前装銃に火薬と弾を装填するには、地面に立てる、だからどうしても、底の部分が傷むのだ。欧米の肩当式の銃床は底に鉄などを張って丈夫に作ってあるが...

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トイレの区

世界のいろいろな街に行ったが、参るのは出先でのトイレだ。仕事先のオフィスなどで済ませれば良いが、一旦外に出たら、日本のようには行かない。特に東京はトイレの充実では「世界一」の称号を与えても良い。一度、昔の勤務先から家まで、歩いて30分ほどの距離だがどのくらい公衆トイレがあるか、数えたら6-7箇所になった。みんなこの画像のような立派なトイレだ。港、中央、千代田は特に良い。ニューヨークなどではパトロー...

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二八糎砲弾を警備する兵 日露戦争 6

バルチック艦隊が到着するまでに旅順港要塞とその中の艦艇攻略を済まさなければという戦争全体の急務から、日本の都市の要塞砲、28糎砲を旅順に運び設置し、まずは港内を見渡せる203高地を攻撃しそこから、港内の照準を観測する、このような過程を執った。203高地を占拠した直後から、港内の艦艇への砲撃は始まり、数時間で結果は出たとのことだった。さて、それに必要な砲弾。勿論、砲弾と内部の炸薬、信管、発射装薬は別...

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火災の死者多くないか。

この猛暑のなか、毎日のように火災と焼死の事故。昨日も一昨日も母親と子供が朝方、2階で焼死したという事故があった。全国の統計が見つからないが、東京では毎年、焼死者は100人弱それに「自損」30人くらい、でここ10年間くらいは推移している。高齢者が半分くらいだ。と言うことは子供の事故は少ない。この数字は全国に拡大したらどのくらいになるのだろう。地方の民家での火災は冬からこんな季節まえ異様に多いからこの...

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女性プロ入会す。

昨日は「スポーツディ」で午前は泳いだ。午後はジムに行った。ジムのエアコンが故障していたので、「タイボクシング」を覚悟して行ったが、週末に新しいものに交換されて、快適だった。会長が個人指導していた。女性のプロだ。エスさんと言い、ライセンスは持っているし、なかなかやる選手だ。リングでの動きは良い、しかし競技の経験は殆どないだろう。職場が近いとのことだ。これは楽しみだ。女性のボクシングは今はチャンスが大...

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日露戦争の日本兵 通信兵 5

日本が日露戦争を計画的に準備して、欧米のさまざまな最新技術を導入したことは書いた。「敵艦見ゆ」の無線連絡。無線機はフランスで発明されて何年もたってなかった。この画像は日本軍の電信基地の様子だ。オペレーターが機械を横に通信文を書き取ってているような様子だ。その前にたっている軍人は大山元帥のような体格で、くらいの高い人のようだ。後ろの壁には、三十年式歩兵銃が2挺と、騎兵銃が2挺立てかけてある。すでに通...

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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