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記事一覧

石の砲弾

先日、岡山のT先生と話をしていた時、出た話題に、「石火矢」は砲のことを指したというのがあった。同氏は石の研究、細工もしているからだ。火薬の爆発に耐えられる石と、発射したらばらばらになる石があろう。大理石系なら大丈夫だと。ポルトガルに一緒に行ったN氏から届いた、DVDを見直していた。気になるシーンがあったからだ。ダーンハルト博士の庭の大砲の列の横に、石弾が何種類か置いたあったのだ。N氏はそれらを撮影してい...

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エイジング・イズ・サッド

クラブの月刊誌「インタッチ」英文の取材があったことは書いた。面白くないから、ユーモアのきいた記事にしろよとライターに言っておいた。今月号に見開きで掲載された。火縄銃の部分アップと、私が真剣を抜いている様、で紹介してある。真剣は自分でも怖いが、居合刀が手元になかったから。腰を浮かし、鯉口を切る、右足をどんと。カメラマンが震え上がった。その写真だ。「ボーン・トウ・ワイルド」このキャッチもちゃちだ。イヤ...

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車はあと何台(代)乗れるか

台風はテレビで騒ぐまでのことはなかった。すでに夕方には東京からは去って行ったと思う。しかし、午前から昼にかけては雨がひどかったが、気温が低く、これは台風の風ではないなと感じた。車はあいにく車検に出してあったが、代車を置いて行ってくれた。これは助かった。昼過ぎに横浜の母のところに行ったからだ。あのような天気では車で行くよりない。交通機関も乱れていたし。向こうにいる間に、ディラーさんから電話があり、明...

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普通科部隊ミニミを抱えての行進

先日の観閲式の様子だ。3軍の軍楽隊が揃い、これらの演奏はなかなか程度が高く、それだけでも楽しめる。年末には「音楽まつり」もあるが。印象に残ったのは、防衛大の最初に出てくる威元のある将来のリーダーの行進だ。普通科部隊は分隊ごとに縦に12名が並ぶが、2番目の兵がミニミを抱えていた。その他の兵士は89式小銃。共通の弾薬を使う。5・65mmだ。予備自衛官は輸送車両に乗ってだったが、こちらの武装は69式小銃...

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日中問題の行方

神保教授の話を聞いた。彼はマスコミ受けして、外交問題を各地で語っている。先月、我々に講義をしていた間に、中国の船長は釈放された。船長は今は謹慎中のような状態だそうだ。マエも会った人物で、歓迎会に共産党は出なかったと。それにしても、日本も政治の基盤が弱いが、中国も同じ状況で、誰かが大きな不満を持ちそのはけ口がもう何十年もの習慣で、日本に向ける。だから日本と仲良くなどと、ここで言ったら、大変なことにな...

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危ない時に欧州に行っていた

8月にポルトガルに行った。何となくおかしい、と言う感じはあった。クレジットカード、トレベラースチェック、ドルなどの先方の扱いに関してだ。ドイツの空港の両替所で、ユーロの現金に大分替えておいたので不便しなかったが。昨日は、白井小百合女史の「欧州経済」の話を聞いた。大変、整理された内容で、経過、数字、背景、各国の状況などが一冊の本を読むくらい、手際良く説明された。EU27カ国とユーロ圏16ヶ国は今年の初...

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捕鯨ボート

18-9世紀、英米の捕鯨船に積まれていたボートだ。捕鯨船全体の図で見ると左右に2隻づつ、そのまま下ろせる状態で、上にひっくり返して予備が3隻計7隻が積まれていた。このボートで人間の大きさから推定するに、長さ5-6mくらいか。操舵は後ろのラダー以外に、長いオールを使い直ぐに旋回できる工夫があったようだ。真ん中のふたつの樽には、銛に繋がったロープが巻いてあった。日本の鯨組みの和船は8丁櫓で、左右の4丁...

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AH-1の編隊飛行

先日の観閲式の時の撮ったものだ。カメラを持っていかなかったので、全部、電話で撮った。雲が厚くて、光がないので、良い写真はほとんどなかった。そんなことで、この見事な珍しい、5機編隊飛行も遠くなってしまった。攻撃ヘリのすごさは火力演習で分かる。ドッドッドッと言う音でどこともなく表われて、バリバリバリ、パッパッパッと発射して、止まってまたズドーン。さっと横に逃げて、飛びさるというものだ。ヘリの操縦は難し...

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予科練の建物

旧予科練の最後に残った建物だ。管理は良くされているが、75年くらいは経過した木造建築だから、耐震性に問題がある。時間の問題で取り壊されるだろう。もとは瓦だったのを軽い屋根にしたので、もっているのかもしれない。この中にはまだ資料、展示がある。大きな木製プロペラや、戦車のエンジンなどだ。小さなもののあったかもしれない。小火器展示館はこの建物の反対側にあり、一旦出たところに海原会の予科練館、そこから2-...

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また大砲を観に行った

岡山の工作機械の専門家、T氏と日本ライフル射撃協会で待ち合わせをした。彼は会議のために日帰りで岡山から飛んで来た。雨がひどい。昼食をして、また靖国神社に大砲を観に行く。野外展示、薩摩藩製造の天保山砲台にあったカノン砲。(写真は天気の日に撮影したもの)大きなものだ。施條してある。説明には明治になり、砲兵工廠でライフルを切ったと書いてある。施條(ライフル)はきっちりしたものだ。T氏は工作機械の専門家とし...

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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