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記事一覧

世界が変わった日から10年

今年の5月、ウサマ・ビン・ラディンが殺されてから一応終わった。2001年9月11日の同時多発テロから10年。ようやく首謀者を殺せた。大統領がキルと言う表現を使ったところに、彼への憎しみがあらわされていた。私は2001年9月11日には、マンハッタンの南にある、ウエストビレッジに住み、チェルシーで働いていた。近くハドソン河に面した小高いところで全てを見ていた。ビルが崩壊し、埃だらけの人々が虚脱したよう...

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黒澤 明作品『野良犬』

国民的、歴史的番組NHK『紅白歌合戦』は見たことがない。この長い人生一度も。その他、年末年始番組はほとんど見ない。私は変わりモノなのだ。折角の年末年始、時間の無駄だ。白ける。その代わり日頃見ない作品をDVDで見る。今回もクラブのビデオライブラリーで幾つか借りたのと、黒澤のこの『野良犬』だ。これは子供の頃、近所の映画館で見たはずだ。先日、銀座の書店で小学館が出していたのを購入した。購入も莫迦らしいが、アマ...

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火縄銃射撃に必要なもの

スコープだ。倍率も高く、明るく、頑丈な三脚が必要だ。スコープ自体もダイキャスト製の重いものが良い。近代射撃ではデジタル標的が一般的だが、火縄銃など前装銃は実際に命中して穴の空いた標的を見ながら射撃しなければならない。小さいスコープや、軽いスポープは横で轟音を発し、空気を震わせる火縄銃には向いてない。また観念的にスコープを通して観察すると様々なことが見える。一番、悪い奴。人々を煽り、大切な方針を忘れ...

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難しいミニエ方式の玉割り

ミニエの開発は19世紀、軍用小銃の世界を変えた。英国のエンフィールド、米国のスプリングフィールドなど各国でミニエ方式の軍用小銃は生産され、戊辰戦争の日本でも盛んに使われた。幕府、新政府軍に。口径とかライフリングで微妙な差がある。少しくらい弾が小さくても良いという説、小さいとライフリングに噛まない。大きいと入らない。・577から585くらいまである。丸玉と異なりパッチは使わない。この銃に昔のケースに...

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良く当たる火縄銃の引き金

宇田川先生が何とか流の引き金と言ったが、備前筒などに多い。この形状の引き金は外国の銃にはない。この引き金は大変微妙であり、命中率が高い。カラクリも良いものが付いているが。なぜかは言えない。この引き金はどんな鉄砲にも付いている訳ではなく、ある形状の鉄砲に付いているので、他の銃に付けても効果はない。...

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今年は良く運動した

ボクシングは60回、ジムに行った。リングの上ではおよそ120ラウンド、プロを相手の、マスター、ミット、スパーの練習をした。あと1-2年間だろうボクシングが出来るのも。一昨日、ギアも持ち帰り手入れした。スポーツジムは200回行った。そのうち半分は泳いだ。計11万メーター。1回1100m平均。途中で休まない。あまりやらなかったのは走りだ。44時間しか走ってない。距離にすれば300kmくらいか。ゴルフは...

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日本のフローレンス・ナイチンゲール

ナイチンゲールは1854年のクリミア戦争の負傷兵の看護のため、38名の看護士と共に戦場に赴いた。当時の負傷兵の死亡率は40%だったそうだ。最初、戦場では邪魔者扱いされたが、献身的な介護と、衛生状態の改善活動のために活動が認められた。彼女はその後も政治的には様々な問題を抱えてからかなり当時としては個性の強い女性だったようだ。半世紀後、日本でも女性の看護士が活躍した。上流階級では、自宅に夫人たちが集ま...

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最悪の一日だった

11月2日昼に福島の家に行った。どうも様子がおかしい。特に冷蔵庫が大きく動いていた。タケちゃんに連絡した。調べたら各所のガラスが破られていた。直ぐに駐在所に連絡した。午後、駐在所から警官、中央署から鑑識係と刑事が来て、指紋と取ったり、写真を撮ったり、状況、盗まれたものを刑事が聞いて調書を書いた。そこに約束していた道路工事事務所から4名の担当者が来た。敷地の道路工事の件で打ちあわすことになっていたから...

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日露戦争と外科技術

陸上自衛隊衛生学校に行くと日本の外科技術が日露戦争でいかに発達したか、が良く説明されている展示がある。公開はしてない。レントゲンや手術、そして傷痍軍人のリハビリなど。レントゲン機器はドイツから軍医が私費で輸入したそうだが、弾丸が体内に入り、残酷な状態になっているのを様々撮っていた。乃木将軍が自作した手を失った部下がタバコを吸うための義手もある。結局、砲や銃、機関銃など兵器は発達したが、戦術は昔なが...

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今年参ったこと、原子力事故

3・11は日本の今年どころか、戦後66年間、最悪の出来事だった。地震や津波による被害+原子力事故。私は福島県でも過ごすことが多かった。渓流釣りに狩猟と。敷地も広いし、渓流は支流が敷地を横切り、家の前が釣り場だ。釘を使わずに組み立てた建築、昔の農家は、梁や壁土がむき出しだが、屋根をある時に軽くしたのか、まったくと言って良いほど被害は無かった。コップ一つも割れてなかった。しかし、避難地域ではないが、原...

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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