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記事一覧

高級車にあらずレクサス

米国で3代、3年間づつ、9年間、いろんなレクサスに乗っていた。自分で購入した訳ではない。会社の車で私専用で、私用に使えば、その分はマイルで計算して会社に払う。ガソリンも同じだ。しかしガソリン代を会社から貰ったことはない。計算が面倒だったからだ。運転手はいない。自分で運転する。良い車だった。サービスも良かった。最初の5000マイルで点検に出すと、オイルを初めて交換する。ピカピカにしてガソリン満タンで...

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所持許可銃の更新に所轄に行った

欧米ではこの程度の法律施行では絶対に許されない方式で限度を越えている。私は何となく、今回は今までと違うなとの雰囲気を事前に得ていた。書類、教習証明、狩猟免状その他は銃砲店で二重にチェックしてもらった。日時は十分に余裕を持った。誕生日2カ月前最初の月曜日朝一にアポを取った。窓口ではなく、取調室で1時間あまり、若い係員のインタビューを受けた。彼は恐らくエリートであろう。顔つき、言葉つかい、書いていた文字...

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そうだったのかグローバル・ホーク

私たちが三沢を訪問した時に、偶然、米軍のグローバル・ホークがグアムから飛んで来た。勿論、観ることはできなかったが。このイルカの頭のような無人偵察機が、日本にも3機入る。操縦席がないので、大胆な設計で、、航続距離は2万キロ、40時間と言う。翼が35m、全長13mだからソアラーなんてものではない。この機体、多くの精密な偵察センサー、電子能力が特徴だが、私はその運用の難しさを心配する。例えば日本列島の西...

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ラバウル航空隊の零戦22型

ゲゲゲの水木 しげるさんが亡くなった。陸軍兵としてラバウル基地周辺にいて片うでを失うも原住民に良くしてもらい生きて戻った。陸海軍のラバウル航空隊は3000機の航空機を失った。大戦末期には7万人の将兵で要塞化しており、連合軍はラバウルを迂回した。約30%の将兵が病気であり、戦後の豪軍の懲罰的な医薬品の取り上げから多くの日本軍将兵が戦後に病死したと言われている。(本当にこんなことがあったのか)ニュージ...

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来年は日本のクーデターから80年

昭和11年(1936)2月26日、私の住んでいるところの近くにあった麻布第三連隊の将校が反乱をおこし、900名の下士官兵に命じ、完全武装、実弾支給し隊列を組み、政府高官の殺害を実行した。次の年、1937年に日中戦争が始まった。政治が軍部を押さえられなくなったのだ。明治以降の立憲君主制はこの年から昭和20年の敗戦まで10年以上停止した。訓練された兵士、しかも3個大隊もが市内に完全武装で出れば、何ものも敵わない。だが...

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トルコのロシア機撃墜はどうしてもクリミア戦争・・

を思う。クリミア戦争はナショナリズムの台頭、諸国間外交の失敗、エルサレムと言う象徴の扱い、複雑なバルカン半島などを背景に1853-56年の間、オスマントルコ+英国とロシア+フランスが闘った、数百人規模のミニ世界大戦で、戦闘は樺太までおよび日本にも影響を与えた。この戦争は、数十万の死者を出したが、主な戦場はクリミア半島のセバストポリで、残酷な近代戦に人道主義、ナイチンゲールと赤十字が出現した。そんなことで...

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米国が一番歴史に疎い国か

以前、塩野 七生さんの話を聞いた。欧州の学校教育における歴史の扱いについてだった。欧州ではどの国でも古代は共通な認識、つまりギリシャ、ローマから出てきているから、その時代の話は小学生低学年のテーマ。空襲で破壊されと信じた日本人がいたそうだ。小学、中学において自国史は近代、現代まで教える。歴史に詳しいと関連した国際関係、例えば日本やアジアその他のことにも詳しい。そのような感覚がEUの基盤になっている...

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ベストセラー『帝国の慰安婦』は・・・

日本では皮肉にも朝日が発刊しベストセラーだそうだ。しかし、韓国では著者の朴ユハ教授が、研究内容、表現がけしからんと在宅起訴されたそうだ。(日本では殺人兵器を製作した材料を運び逃げ回っていた女が無罪となったが)表現、言論の自由のない国、社会は駄目だ、三流だ。いずれ潰れる。特に学問研究の自由を束縛するのは、西洋では中世、ガリレオ・ガリレイの時代と同程度だ。なんと言われようと『それでも地球は回っている』...

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中国経済破綻の日本経済に与える影響

夏から秋にかけて休みが多く、継続的に市場の動きを捕まえるのが難しい。中国は銀座に中国人(台湾、香港、シンガポールなどの人もおり、純粋に中国から来た人たちかどうかは明白でないが)、朝早くからブランド店に入っており、ドラッグストア、デパート、衣料品店、電気店、おもちゃやが開くとどっとは入り、所謂爆買をして、いかにも中国経済は良いようにみえる。しかしこの現象は本国市場の購買に構造的な問題があり、具体的に...

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短い時間に何に落とされたかSu24

ロシアの双発小型爆撃機Su24の、トルコ領内侵犯による撃墜事件は、影響が大きくならねばよいが、なぞは多い。この欄でもコメントを沢山もらった。なぜわざわざ、あんな狭いところを通過した。「偵察のためだと思う」この機体は古い形式だが、なかなかの優れモノで、可変翼で低速で飛ぶことも可能だ。急降下も出来る。この複雑な地形の場所をどこに何かあるかを偵察していて簡単なミサイルにエンジンをやられた可能性がある。一旦...

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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