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記事一覧

「接待」はいけないか?

東北新社は現役時代、長い間、仕事の付き合いは、随分あった。真面目な会社か?と言えば、ある意味では真面目。本当に真面目ならあのような商売はできないだろう。植村 伴次郎さんは郡山出身で、大分前だが福島の会で一緒だった。苦労人でうちの役員たちなどとは比較にならぬほと練れていた。伴次郎さん、新橋でバーもやっていたし、確か山形か秋田に山荘があったと本人から聞いた。私の時代は接待が出来ない人間はカスだった。ビ...

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射撃場の火事

米国は山火事大国だ。いたるところで火事だが、射撃場も例外でない。バッキー・マルソンたちの私設射撃場は、ベンチと的枠だけで施設は無かったが、頻繁に火事があった。バッキーによれば、ベンチと的枠の間、的枠の後ろの草や木が燃えた騒ぎだそうだ。原因には幾つかあった。誰かが曳光弾とか、焼夷弾を撃ってしまう。その弾丸部分が的枠の木材にめり込んでいて、後で燃え出す。頭が赤いのが焼夷弾だが、塗料が消えかかっている。...

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美人の国家安全保障論

今日のビデオ午餐会はテレ朝報道ステーションのコメンティター、美人で有名な安全保障担当の梶原 みずほさんの米国太平洋軍の話を聴いた。朝日新聞系の安全保障論者では、僕の世代には田岡さんがいた。田岡さんの弟は僕の航空部の後輩だが、事故で亡くなった。彼らの父上は京都大学国際法の権威、田岡名誉教授だった。僕も2年前の1月末に防衛懇話会で今日のテーマのオワフ島の、その前年にインド太平洋軍となった、司令部と海軍...

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山林火災の記憶

足利の山林火災、射撃に行くニッコー栃木射場の先だ。ガソリンスタンドのお兄さんが射撃場に曲がらず、まっすぐ行けば景色の良いところがありますよ、と言っていた、その辺りだろう。下野新聞さんの写真5日間燃え続けているとのことで、陸自のCH47が消火に当たっているが・・・チヌークには何度か搭乗したことがある。一番長かった飛行は熊本健軍駐屯地を発ち、阿蘇山を一周、雲仙普賢岳、長崎の相浦駐屯地まで行った時だ。およそ...

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森田 健作さんのコロナ

日本全国のコロナ数は、一都三県の約2倍だ。東京都は三県の合計に大体等しい。だから東京都が250人なら一都三県で500人、全国で1000人と予測される。これらの数字比率はGDPに匹敵しているそうだ。だから一都三県を抑え込めばある程度の効果は見える。一都三県の知事の会議、森田 健作さんの「崖っぷち」論理が良かった。彼は一昨年の台風でもう駄目かと思われたが、コロナ対策の発信は役者だった経験を活かしている。...

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三十年式銃剣の製造元

「日本の軍用銃」に書いた。三十年式銃剣は明治30年、1998年に制定された、日本的な長い、片刃の銃剣だ。三十年式、三十五年式、三八式、九九式小銃そして軽機関銃に装着された。私の推定では830万振が製造された。小倉、名古屋工廠のもと、昭和の大動員時代に幾つかの民間会社が製造したが、そのひとつ光精機のもの以下の刻印がある。.私が工廠記録を調べるまで米国ではラリー・ジョンソンさんも民間の製造会社を一部し...

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アジアの春

アラブの春ならぬ[アジアの春]か夏が来つつあるのではないか・・きな臭い、ビルマではマンダレーで人が撃たれて亡くなった。NHKニュースではデモ隊が街中で拾った薬莢を手にした様子を伝え、警察か軍が狙撃したとしていた。だがあんな薬莢を今使用している警察や軍があるか???疑問だ。3006は凄い音がする。射撃音を聴いていると小口径の拳銃だ。撃たれた人の頭の中に弾丸が残っていたそうだ。新入社員のころ、社の先輩にビ...

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三八式小銃のピープサイトを実感

目の手術をして2-3日、その目の視力は落ちていた。しかも眩しい。検査技師が小さな環の空いた板を目に被せたら余分な光が遮断され、焦点が合い、かなりはっきり見えた。それで思い出したのがライフル銃のピープサイトだ。視野は狭くなるが標的は見やすい。三八式小銃生産を私は3期に分けた。後期には環穴の照門を採用した。それまでは谷型。僕が「日本の軍用銃」で書いたのは、昭和11年―18年製造の分は量産仕上げになって...

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バイデン政権の行方

先週金曜日、笹川財団の渡部 恒雄先生のビデオ講義を聴いた。就任演説、政権の顔ぶれ、議会運営や経済対策の話だ。先生はバイデン政権をべた褒めしていて気持ちが悪いと感じた。その理由は、先生はバイデンさんは上院議員、副大統領と経験が長い、だから安心できる、としたが果たしてそうか?急激な変化の時代だ。その中でも大きな要素は中国の世界覇権だ。彼の経験は果たして役に立つか?バイデンさんと同じ年代の我々としては彼...

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高等練習機墜落

米国で飛行訓練中の空自操縦士が事故に遭った。航空機はいかなるレベルのものでも墜落事故は免れぬ。同乗訓練中は練習生より教官の責任が重いがそんなことはどうでも良い。練習機とは言えAT38は戦闘能力が高いどうどうたる機体だ。日本のこの過程の機材はT4だ。なぜ国内のT4訓練でなく、米国でAT38か?以前、浜松基地を訪問した際に国産のT4中級練習機、ターボジェット、マッハ0.9のかなり大きなジェット機を見学した。AT38はT...

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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