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シリア停戦は世界に安定を与えるか?

まず、所謂『シリア内戦』の定義があまり明確でない。
誰と誰が、何のために戦闘しているのか、またその背後や、目的が何か
が良く理解できないからだ。

安定勢力はアサド大統領が率いる「シリア政府」だ。
しかしあんな有様では国内における生産的な活動や、収税、そして
教育、医療、その他インフラ整備など従来の政府活動は出来ない。
反対派、たて付く者を殺して殺して、殺しまくる政府になった。

国家の体裁をなしてない

これは米国、オバマ政府の判断ミスで、ロシアがそれに乗じた。
さらに反対派はイスラム過激派がは入り、IS,クルド勢力などなど。

シリアの制裁が解かれたのも唐突だが、シリア政権には助かった。

そして、今回のようやくの国連和平。
まだISや過激派の掃討はあろうが、1欧州への難民問題、2中東の安定、
そして結果、原油価格のもどりがあれば世界情勢は変わり、ブラジルオリンピックも
無事開催と言うところまでいけると考えられる。 
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コメント

No title

やはり国連の初動のマズさが事態を深刻化させたと思いますね、まったく、あの事務総長閣下にはいちはやく退陣していただきたい。

No title

1988年のイラン・イラク戦争停戦時には、直前に両軍が攻勢をかけ、占領地と捕虜の、駆け込み分捕り合戦を演じましたが。

この停戦ではなかったようで。政府軍、反政府軍両軍とも疲れ果てているのでしょう。
根本原因が何も解決していないので、また再開すると思います。

停戦中は、政府軍は戦闘再開に備えて敵情偵察に血眼、反政府派主力は姿を隠し見つからないよう息をひそめるのが常套ですが。

No title

お二人に同感です。国連、米国の扱いの悪さ、ここまで来たら殺し合いはまだまだ続く。

No title

この停戦の埒外にいるISILですが。
資金源の原油安と、トルコ向けタンクローリーを攻撃するロシア軍の空爆で弱体化しています。

いくら聖戦を叫ぼうとも、戦士に給料を払えなければ、戦力の補充が効かぬ。まさに金の切れ目が縁の切れ目で。
中東人は熱狂的宗教人であるが、裏側は強欲な功利主義者です。

インターネットによる派手な広報宣伝を用い、高額の報酬や特権をちらつかせて戦闘員を集めてきたISILにとって「資金難」が最大の敵になりつつあります。

No title

ISILの分析はその通りだと思います。解決しない問題はないが、このままじゃ、解決までに人がいなくなる。

No title

ロシア軍はシリアの市街地に、クラスター投下爆弾を組織的・大規模に使用しています。

中途半端な人道主義や国際法より、「力が正義」「できることは手段を択ばない」ロシアのやり方が一番効率良く、シリア内戦の早期解決に繋がり、トータルで死者も減るとしたら。

衝突回避や軍縮に努力してきた、20世紀の後半世紀は一体何だったのか。
そういう文明史的疑問に突き当たります。

No title

20世紀はやはり「戦争の世紀」だったのです。
戦勝国が創立した国連が機能しなかった、と後の歴史家は述べるでしょう。後があればの話ですが。

No title

反政府側のグループがアサド政権側へ寝返っていると、伝えられています。規模は未確認というが。

停戦の狙いの一つは、寝返りを誘うことだったかと。
まったく21世紀だのに、中世紀に逆戻りしたような発想・策略が幅を利かせます。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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