FC2ブログ

記事一覧

銃剣の話(日本の三十年式)


明治30年(1897年)日本は各種の兵器を新たに制定した。そのうちの一つに約840万振り(同一型としては世界一の生産数)生産された三十年式銃剣があった。1945年まで、全ての日本兵に携帯された。
この銃剣は全長52・5センチ、刃長40センチ、重量690グラムで、その特徴は日本古来の刀剣を踏襲した、片刃であると言うことだ。鞘は鉄板製であったが、第二次世界大戦後期には木製の鞘も作られた。
三八式歩兵銃、騎兵銃、九九式小銃に共通であり、しかも九六式軽機関銃、九九式軽機関銃、一〇〇式短機関銃にも装着された。片刃の銃剣は世界にあまり例がなく、英国、インドなどの一部の形式に見られるだけである。実物は鋼鉄で、白磨き(初期)、黒染め(後期)が、また鍔が曲がっている型、直線の型など、またそれらの組み合わせで沢山の種類がある。製造も初期の東京、小倉工廠、名古屋工廠に加え、
数社の民間会社が製造した。
銃剣術、白兵術、格闘などを訓練したものにとっては強力な武器となる。
なお、学校教練に使われた同型銃剣は鋳物製で、切ったり刺したりすることはほとんど不能な安全なものであった。
写真の三十年式銃剣は教練用で刃はなく鋳物製。

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

japaneseweapons

Author:japaneseweapons
日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



刀,弓,槍,薙刀,甲冑,鎧,火縄銃,軍用銃,機関銃など日本の武器や兵器に関する須川薫雄の研究を紹介はここ:
日本の武器兵器.JP


スポーツアンティークは、スポーツ用品や玩具、江戸期からの日本の食器、家具また、合法的な武具・火縄銃や軍装備品もマニアの方々に用意しております。米・日で約40年間に渡り仕入れたものです。



現在の閲覧者数:
カウンター :

月別アーカイブ