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話せば分かる人の「輿論」(よろん)

京都大学大学院教授 佐藤 卓己氏の「輿論の世論化と民主主義」
と言う題目の話を聞いた。
このくらいのレベルの話でないと、毎週10年間以上、いろいろな
スポーツ選手から学者までの講話を聴いて、こちらも慣れているから、
物足りない。
食事は少し消化不良になっても考えさせられる内容であった。

現在、世論と書いて、「よろん」と読み、社会の意見とメディアはとらえて
いるが、どうも明治以降の近代化の中でどこからおかしくなっている
らしい。
メデイア(教授はラジオ放送、日本では1925年をその始まりと定義し
ているが、それは私が現在興味を持っている米国カントリーミュージック
の開始の定義に合致している。ラジオが果たした役割は様々な文化や
社会の変化を生んだ。最近「大本営発表」のCDをいただいたが、それを
聴いたばかりで世論(せろん)が輿論(よろん)にとって変わった過程を
理解していたから特にこの話は面白かった。)

メデイアリテラシ―を自己教養で判断できる人と大衆的、感情的な
意見に左右される人の差は大きい。
内閣支持率などは後者に当てはまる。

輿論の世論化が進んだのは日中戦争(きしくも本日、7月7日が戦端を
開いた日だが)、ご存知のとおりそれからの日本は、東京日日新聞
(現毎日、TBS系)と朝日新聞(現テレ朝系)の独壇場で、国民を
戦争に駆り立てた。NHKの存在もラジオ、大本営発表に代表される
業務だった。)

教授の話では究極的には政治が選挙主義になり、大衆の指示を得な
ければ当選しない、ポピュラーセンチメント、ポピュリズムが横行し
理性的討論をした公共の意見とは異なることを明確にしないと
いけないと。
また、
軍人勅諭には「不惑世論(せろん)-惑わされ政治に関わらず」とあるが
軍国主義は世論を大いに利用したか、させられたと言う感じだ。
違うものをひとつにするファシッスト的公共性が世論だ。

トランプ大統領やヒトラーも同じ系統だ。
ポピュリズムから生まれた。異端児だ。

モリカケ問題は重要な問題であるか?
それは世論ではそうだが、輿論では違う。
現在の日本では国民投票などは出来ないと言うのも理解できた。

京都大学と聴いただけで「左翼」という偏見を抱いていたが、学者は違う
と感じた次第。おそまつ。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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