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共産中国の脅威的発展の裏

1980年代の半ば、今頃の季節、真夏に中国で「アンダー16(現在は21)」
の競技があり、クライアントが一社スポンサーしてくれた。
クライアントの丸M部長と各地を回った。今にして思えばクライアントは
先見の目がそのころはあった。
テレビ受信機の工場を天津に創設したばかりだった。

当時の中国大陸は現在とは大違い、とても不便で汚く、民衆は
外人に慣れてなかった。おもてなしの気持ちなどはゼロ。

どうして共産主義が今のような成長と繁栄を得たのかは研究に値する
が。そのころに触れる人間は少ない。

トランプさんが突然、中国はけしからん、不公平に米国の金を搾取して
いると、怒りだした。60兆円にの制裁関税を掛ける方針を表明。
中国からの輸出は大きな影響を受けるは必至だが、およそ30年間
以上にもわたり、米国、日本、EUをカモにしてきたことは事実だ。

子供っぽくトランプさんが怒るから世界は余計覚めたが、とても
危険な兆候だ。
中国の体質は以前も書いたが「ぱくり」で持っており、技術の発展、
社会の進歩はアンバランスだ。それを最大の輸出国から指摘された
わけだから、かなり彼らは深刻にとらねばならない。
もしくは軍事的オプションなど他の手を考えなければ国内の不満を
外に出す、覇権主義は行き詰まる。

日本は千葉のヤマムラではないが、中国を絶賛するのはやめて、大人の
地域、国々にさらに接近して、中国とは距離を置くべきだ。
今回のわが国とEUとのFTAの締結は意義深い。
国会承認では中国の息のかかった連中が騒ぐことは予想されるが。
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コメント

No title

中国の発展に日本の技術流出が大いに貢献してしまったと言って良いのではないでしょうか。1978年に中国は海外企業を受け入れる経済特区を作りました(主に技術をパクる為ですが)その流れに乗り日本は人経費の安い中国に生産拠点を移し始め。特に積極的だったのは半導体・パソコン関連・電化製品などの「売れ筋の製造業」であり、品質を上げる為に現地に沢山の技術指導者を送り込み世界に通用する生産技術・生産管理手法を熱心に伝達し続け、物作りの土台を築いていきます。2000年以降になるとその苦労??は中国政府の思惑通りに「世界の工場」と言われるまで発展させるに至りました。勿論、日本も恩恵を受けたとも言えますが、敵に塩を送り過ぎたと言うべきでしょう。「JR東日本と川崎重工」が新幹線技術を売却してしまったのは最たるものと言えると思います。

経済力に目星が付いた中国は2008年頃に尖閣諸島へ「公船」での領海侵犯を始め、今では潜水艦で入ってくるに至ります。「経済がお互いの国が発展すれば仲良くなれる」と言う謎理論で莫大な支援・技術協力に動いた親中派の国会議員も大いに反省するべきでしょう。その結果が現状なのですから・

No title

前にも述べましたが、中国共産党ですら、その過ちを認めている恐怖と狂気の文化大革命の反日反中は、今以上で。

何しろ、両国間に国交すらなく、彼等は、我等に悪罵を浴びせていました。その上、核開発にも成功した彼等は、その刃を我等に突き付けていました。丁度、今の北朝鮮と同じです。一方、我等も大陸奪還を述べていた台湾を全面支援していました。しかし、文革後、反ソと経済で利害が一致し、北東アジア地域で、反ソ統一戦線を組み、冷戦に勝利しています。

ですから、ソ連崩壊迄は、中国への支援は、仕方がないでしょう。しかし、バブル崩壊後の日本は、混迷さを増し、漸く安定した足場を築けたのは、小泉政権からです。しかし、彼等の著しい経済発展に目を奪われ、決定的なターニングポイントを迎えたのは、皮肉にも、民主党政権の時です。

ですから、過去を振り返りつつ、今後に!

No title

> th3**3さん
民主党政権の誤りのひとつは対中政策であることに間違いと思います。今後は距離を置き、しばらくは付き合わない。しかし民間の中國大好きおじさんたちが許さないでしょうが。

No title

> ria**n11*さん
ナイスなご意見ありがとうございました。今後、経済的な失敗があれば資本主義経済のようにしなやかな回復は難しいと思います。国際的には孤立の道を歩み、
尖閣などは危険なスポットと言えるでしょう。

No title

先進国の技術を模倣するのは、途上国の常であり、かつての日本も欧米から同じような批判を受けた事実がある。問題は、現在の中国が、強大な経済力を手に入れ、それを維持拡大すべく資源やシーレーン確保を図り、海洋進出を活発化させていることである。しかも共産党の独裁国家である中国は、かつての明のような巨大海軍を保有することを目論んでいるものと推測される。おそらく、中国は、今後10年以内に米国に恐怖を感じさせるような空母打撃群を手手に入れることになるだろう。
我国は、中国のプレゼンスが今以上に高まる前に、一定の軍事力を整え、インド、韓国、ベトナムなどの中国周辺諸国との連携を深めいくことが急務である。歴史上の中国の統一王朝は、その西域と東北域の動乱により衰亡してきた過去がある。

No title

> toudou455さん
清の勃興ですね。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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