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群馬県防災ヘリは「自爆」なり

昨日の太田市防災訓練での市長の言葉がメディアに捕まった。
しかし彼が言ったことは私も感じていたことだ。

防災を担う重要なヘリに9名も詰め込み、山間部を視察している
うちに沢で山肌に衝突した先日の事故だ。

ヘリは金を出せば買えるが、9名もの高度な訓練を受けた人間の
ロスは痛い。
市長はそれを言いたかったのではないか?

詳細な国土庁の事故調査を待つまでもなく、ヘリは過重が掛かった
状態で山に近づき過ぎていた。
風は風向360度に吹いているだけでない。上にも下にも吹いている。

自分でヘリを操縦した、自衛隊ヘリに同乗した経験でも山に近づくと
急速な下降風に気を付けなければならないは操縦者が肝に銘ず
ことのひとつだ。
ヘリでも袋小路のようなところで強い下降風に入り、急激に上昇し
ようとすれば失速する。
標高が高く、気温も高ければ空気は薄くなり揚力は減少する。

これらの状況からは、まさに「自爆」だ。
管理が「お粗末」だからこういうことになると言うことも市長は言いたかった
のではないか?
メディアも深読みしろ。冷静になれ。と言いたい。
市長はまともな人だと思う。
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コメント

No title

佐賀のAH64も同様、いや住宅が焼失した分こちらが悪。

No title

わたしはかっての日航123便同様在日米軍のヘマが原因だと・・・

No title

> Mスタンドアローンさん
貴重なご意見ありがとうございます。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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