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ジョン・マケィンの死

米国の政治史の一つの終わりだっただろう。

 
彼が上院議員になるまでは紆余曲折の人生であった。
祖父から3代目の海軍士官であって、飛行士として何度も死線を
彷徨した。腕が悪かったのか、無謀だったのかは議論の分かれる
ところだが。
アナポリスでの成績は悪かったそうだ。
息子も4代目の海軍士官だ。

ベトナムで撃墜され5年半も捕虜収容所で辛苦をなめ、その経験が
後の彼の人生の基盤となっていた。

日本ではあまり知られてないが、アリゾナに落ち着くまでの私生活も
情熱家そのものだったようだ。

彼の活動で重要なことは、他人の意見におもねることなく、自分の
立場を明確にしていたことだ。
戦争を経験しているから出来たことではないか。

比べてみるとトランプさんも自分の経験で何事も決めているようだが、
どこか違うのだ。
命の危険に何度も遭遇し、度胸があったのだろう。

米国のロシア、中国政策で、また米国内政の理念に対して弱気な
政治家ばかりになるのが心配だ。


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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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