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小説「キングラット」に見る朝鮮人看守の捕虜扱い

ジェームス・クラベルの1960年代初頭の小説だ。
1965年に映画化されている。
映画は見てないが小説は原書で読んだ。不愉快な内容だったが
面白い記述があった。

舞台はシンガポール、チャンギの帝国日本軍の捕虜収容所だ。
年代は1945年、ストリーは記憶する限り、英軍将校と景気良く生きて
いた米軍下士官の対立で、このプロットはその後様々な収容所ものに
使われた。

クラベルは良く調べていた。時代的に終戦より10年余だから
実際の捕虜に聞き取りをしたのであろう。

日本軍は人手不足で捕虜収容所の職員や監視員に徴兵制のない
朝鮮半島出身者を多く使っていた。志願者だ。
彼は、彼らの連合国捕虜への執拗な惨い扱いを知っており、彼らの名前で
こいつはこう、あいつはああと言うような記述が至るところに見られる。

すでに日本軍は力尽きて、敗戦一歩手前だから収容所の治安も
緩んでいた。主人公の米国人は勝手に外に出ては、住民と接し、
モノを得てくるような。

余り知られてないが、このような状況はアジア、日本本国で一般的だったらしい。
そして今回の徴用工の問題は根が深い。
だが、個人の請求権を言う前に本当に彼らは「強制的に」日本やアジア
各地に連行され、意にそぐわない仕事をやらされたのか、その事実の
解明が日本、日本人には求められてないか?

そうは言っても日本のメデイアは本当のことを書かないから人々は
知らないことを虚偽とは判断できず、信じてしまう。

日本は今回の問題に関しては国際機関に訴追すべきだ。
小説とは言え、「キングラット」には生々しく書いてあり、さらに
戦後の戦犯裁判には有罪になった半島出身者も多いと聞いた。

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コメント

No title

わが愛読紙(?)朝鮮日報オンライン版10月30日付けは、

韓国外交部は「大法院判決、韓日関係に否定的な影響を与えぬよう日本と知恵を集める」だと。

そんな「知恵」は、こちらは持ち合わせておらず。
処置なし。

No title

> yakozen888さん
日本のメディアが騒ぎすぎるのも問題で、戦前、戦中の朝鮮半島出身者が日本に来た経過、未だに残り、悪い意味でも良い意味でも存在していることを日本人は差別意識なしに理解すべきです。
このままでは現在活躍しているゴルフの女子プロなども後年、あの時は無理に試合に出さされた補償しろなどと言いかねない。困惑。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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