愚民化政策だったか。
- 2005/06/17
- 13:07
1930年代から戦時下の教育はマインドコントロール的「愚民化政策」であったか。
多分、現在がもっとも「愚民化政策」が成功している時代であり(過去60年間の成果として)、戦時下までは目的はともかくとして日本は「賢民化政策」であったと、敵国には恐れられていた。
「jap soldier]小冊子の「Sons of the Son of Heaven」と「100,000,000Japs by 1960'S]の二つの記述から見てみる
前者は「神の子の息子達」、後者は「1960年代には1億人の日本人?」と言う意味の題だ。
「少年は銃が保持できる年になると銃を持たされる。そして銃を扱いを覚え、天皇のために死ぬことを教えられる。日本を訪れる観光客は芸者やフジヤマにうつつを抜かすが、学生は全員「制服」を着ている。
この少年達の顔を見てみろ。神の国の知的な顔だ。こういう頭の良い少年が銃をもち天皇のため国のために闘うことを教えられるのは脅威である。」
「女性も自分の人生を楽しむと言うより、国のために息子を育てるのが役目である。1941年、日本政府は1960年代には人口1億人と言う計画をたてている。女性1人が5人の子供を生むのだ。
日本人が「支配民族」として世界を制覇するためだ。現在約7500万人の人口だが、指導者は世界制覇にむけて400万人くらいの男が犠牲となる覚悟はある。」
男子学生は、ネクタイを締めている制服から推定するに「開成か暁星」か、私立の程度の高い学校だっただろう。確かに利口そうな顔つきだ。教練銃や装具も良いものだ。
女子学生も「白百合」か、私立だろう。眼鏡を掛けたあまり見栄えのしなし子の顔を消してあって、強そうな子を強調してある。
1941年の政府計画の出生率は現在の数字の4倍だ。
そこまでいかなくても、現在の日本の出生率は悲劇的な数字である。
[人口が減った国で栄えた国がない]ことはあらゆる歴史が証明している。
また、第二次世界大戦後、ドイツと日本は徹底的に「愚民化」政策が成功した。愚民の方が御し易いからだ。(在ドイツジャーナリスト勝田次郎氏談)
学校で教えることの水準は段々低くなっている。隣国の歴史問題提起で日本のマスコミは大騒ぎしているが、自国の歴史をきちんと教えるのが何が悪い。
「出生率向上」と「賢民化」は戦前、戦中からの歴史を振り返るまでもなく、現在の日本最大の課題であることに間違いない。