日本兵の救急能力
- 2005/06/17
- 13:58
この写真の手当てを受けている人間は「日本の兵隊」であろうか?
被服、特にパンツや、髪のスタイルから、日本の衛生兵の手当てを受けている「中国人兵士」ではないかと推定する。横に立っている兵士が見張り役と思われる。
写真は「jap soldier]小冊子の1枚だが、特にこの写真に関して直接的記述はないが、この記事は日本兵を褒めちぎっている。タイトルは[First Aid] 救急治療。
「日本軍の救急治療能力は優秀だ。英軍の情報によれば、マレーシアでの日本軍捕虜はあらゆる救急処置に優れた能力を示した。また衛生に関しても大変注意深い。野戦便所を建設し、汚物を散らかさない。
日本人は清潔すきで、水浴を良くする。またジャングルのなかで食べれるもの、食べれないものを良く知っている。彼等のマラリア対策は万全だ。蚊帳を持っており、予防キットも装備している。
性病の罷病率も低い。また水の対策のちゃんとやっている。」
敵がこのように、救急、衛生に対して高い能力を備えているので、我々もそれ以上の救急や衛生に対する備えをしなければならない。と言うのがこの記事の主旨だ。
特に水だ。絶対に自然の水を飲んではいけない。なるべく少ない水で過ごすような習慣をつける。
1日、1パイント(約500cc)の水で、飲料、身体を洗う、ものを洗う、そのくらいしなければならない。(これも極端な数字だが。)
日本軍は日清戦争の際に、水や衛生で大きな損害をだしたので、日露戦争、日中戦争、そして太平洋戦争、救急治療や衛生には十分配慮していた。しかし、それでも多くの兵士が戦場で、致命傷でない怪我や
病気で心ならずも命を失った。
負け戦のフリピィンでは、戦闘で10万人、その他の原因、病死、餓死、住民に殺略された数30万人と
言う。
ある学徒兵の本「山の兵隊」にあるようにフィリピンの住民が手当たりしだい敗残兵を殺したと言うのが
事実であれば、そういう国に観光に行くやつの気が知れない。