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帝国海軍25㎜対空砲と87式自走高射

昨日、放送された「12チャンネル」の自衛隊物は良く取材してあったし、面白いシーンが多く見られた。
テレビ東京は昔は士農工商、12と言われたほど差別されたが、今や日経さんのおかげ、良い番組が目白
押しだ。

中、短、近ミサイルの説明も分かり易かった。ただ長距離の必要性がイメージされなかったのと、今やミサイル操作、
その他観測任務は女性隊員の活躍の場と言う感じがなかったのは残念だった。
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ミサイルでも落とせない、敵飛行物体、艦艇などから飛んでくる、を落とす対空砲や機銃の北海道での飛行標的への実弾実射は特に珍しかった。
87式エリコン自走高射機関砲35㎜だ。
35㎜弾の威力はビジネスジェットや中型輸送へりなどには一発で木っ端みじんと言う感じではないか・・
しかも1分間1000発の発射速度。射程を考慮しても凄い。地上目標に対する水平射撃も富士火力では見た。

思い出すのは帝国海軍九六式25㎜対空機関砲だ。これはホチキス機構、33000l門製造され、艦艇、地上に配備された。
87式は恐らく50両、戦車車体、100門だが。

スティンガーミサイル実射も初めて見た。以前、書いたが駒門かどこかで、希望して自分で操作させてもらったが、
確か発射までに4過程あり重くて参った。これは音に向かい照準する。

この番組に限らず、最近の自衛隊に対する日本メディアの扱いは各段好意的になった。国民の安全保障に対する
意識の変革ではないか・・
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コメント

No title

この投稿で思い出したのですが、本家の「日本の武器兵器」のホームページ、ミサイルに関するページの説明がめちゃくちゃだったので、修正をされた方がよいのではないでしょうか。
使用している用語が防衛省の定義に沿っていなかったり、自衛隊の装備品の名前を間違えていたり、対空ミサイルと対艦ミサイルの区別がついていなかったり、写真を間違えていたりとかなりおかしなことになっていましたよ。

Re: No title

そうですな。お願いだが、貴殿がまとめて記事にして投稿していただけると助かります。

No title

失礼なコメントで申し訳ありませんでした。ただ、須川様は書籍も出しておられる研究者の方ですので、軍事を知らない学生などが「信頼できる情報源」として論文などに引用してはよくないかなと思って指摘させていただいた次第です。
私も軍事系のブログはやっていますが、「実績のある研究者の方」の情報と齟齬がある場合、一般の人間が信頼するのは研究者の方ですから、自分で情報を発信するよりも研究者の方に情報を修正していただくほうが大事だと考えております。
許可いただけるのでしたら、本コメント欄にて該当箇所と修正案を投稿させていただくことはできると思います。もちろん、私の方が大いに間違えている可能性もありますから、必ず防衛省の公文書などの情報源を引用いたします。判断は須川様にお任せする形となるとは思います。

No title

結局、修正も削除もされないのですか…
短SAMを対艦ミサイルのことだと書いていたり(正しくは短距離地対空ミサイル)、載せている写真の1/3は説明文とは別のミサイルの写真だったりするのは、現用兵器に疎いようですから仕方ないのかもしれません。
しかし、指摘されても何ら対応しないというのは、「研究者」を自称する方の姿勢として如何なものでしょうか。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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