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CCI誌に掲載された黒色火薬

日本の銃砲史のなかで黒色火薬は歴史的にはまだ完全に研究されたものではない。
鉄砲には必要不可欠だったので、16世紀半ばから存在していたはずだが。
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太田 博道博士が送ってくれた化学雑誌のスクラップ、「合掌造りの里」植村 榮さんの文に加賀藩の
黒色火薬製造の話があった。

黒色火薬は硝石、硫黄、炭を混ぜるだけでは威力がでない。石臼で圧縮するのだ。なるほど、
五箇荘の硝石つくり、板橋の欧州式圧縮装置による黒色火薬製造が政治的に一貫していたのだったとは。これは銃砲史学会で見学した。
硝石は日本には産しない。でも鳥島にはあったはず、あるはずだ。そういう研究もされてない。

この文には黒色火薬は「衝撃や熱で発火」とあったが、自分でも確かめたが厚い鐵板上に置き鐵ハンマー
で打っても発火はしない。生火、火縄、フリント、雷しょうで、発火させた。
雷しょうは、硝酸などの化合物で水に溶けていたらしい。18世紀初頭に欧州でパーカションキャップと
して発明されたそうだ。これの典型的商品、運動会の平玉は打ったらバンと言うが化学的にも黒色火薬とは違うものだ。
ノーベルが糸にしみこませた綿火薬が兵器の飛躍的発展を生んだ。

僕は化学はまるでダメだが、学者は黒色火薬を扱ったことなどないから、この研究は難しいものだ。
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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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