アメリカ軍が日本軍から学んだこと。偽装その2
- 2005/06/20
- 12:33
「スターワーズ」「バットマン・ビギンズ」も日本趣味だ。
ジェダイは着物を着て、光の刀で闘う。今度のバットマンの原点は「忍者」になっている。
こうもりの手裏剣を使う。
1943年初頭、フィリピンのバターン半島で、夜間、日本軍はアメリカ軍が陽動作戦を行うのではないかと恐れた。アメリカ軍は自分を隠そうとせずに、声高に話しをしたり、煙草を吸ったりしていたからだ。夜間の日本軍の常識では考えられないことだったようだ。大戦初期、アメリカ軍の水準はこのようなものだった。
「jap soldier]小冊子には日本軍の偽装を勉強し、その水準までになれ、と言う教訓が書いてある。
写真は例によって、合成で、内地の日本軍の演習、行軍の部分を切り抜いて、景色に張り込んであるお粗末なものだが、記事はなかなか良い。
「Specialists in Invisibility] 「隠れ技の専門家」とでも訳すか。
記事は「ガダルカナルで戦闘したアメリカ軍は、わが軍の訓練機関に、日本軍の偽装技術の高さに驚き以下を日本軍から学べとしてある。どんなに目をこらして見ても彼がどこにいるのか分からない。日本兵は
隠れることが上手い。木を見ていたら、肩を撃たれた。撃たれてもまだ木しか見えなかった。
防御的隠れ技は日本軍が最も重要な項目として訓練しているものだ。これが彼らがジャングルの戦闘で
成功しているひとつの理由だ。アッツ島でも、島にあるいろんな素材を使い隠れ、また雪の中で白い被いで隠れた。紙で作成した、防水の帽子を被り、狙撃手は何時間でも観察し、狙撃する。
彼らを負かすには我々も偽装素材を工夫し、彼らより利口にならねばならない。
日本兵は誰かに偽装して貰うのではなく自分自身でカモフラージュする。彼は泥で顔や手を塗り、鉄帽や
背嚢に木を枝を植え込み、とてもゆっくりと移動する。彼自身がシルエットになるようにはならない。
しかし、日本軍のレポートはアメリカ軍のカモフラージュはとても上手いとしているので自信をもて。
」と終わっている。
アメリカ軍が太平洋で日本軍から学んだ、ジャングルでの偽装はベトナムでも活きたはずだったが。
日本軍の偽装は、「忍者」に原点はあったのか。多分あったであろう。