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中国と言う怪物を米国が作った

先週、佐橋 亮氏の話を聴いた。G7直前で良いタイミングであった。
同氏はその後、G7関連の報道番組で自説を述べていたが、中国を取り巻くアジア情勢の第一人者のひとりだ。

G7のメイン課題はロシアのウクライナ侵略だ。ロシアを助けているのは中国だ
国際秩序とか、核兵器廃絶とか、現在の世界問題は中国に帰結すると言って過言ではない。
G7開催に関しても、あの恫喝駐日中国大使さまが文句を言い、駐中日本国大使を呼びつけたそうだ。

佐橋氏は安保は広義な概念であり、今の情勢はこれから10年間は大きな変化はないとしていた。
中国は1970年代、米国が開国させるまでは脅威でなかった。
米国が様ざまな援助、大量の留学生を受け入れ科学技術を教えた。中国ないでの工業力の発展を助けた。(まだアップルなどはそうしているが)
そんなことで、中国が巨大な資金を蓄え、軍備拡張に邁進している基盤は米国のおかげだ。

中国の国家目標は変化した。自国の繁栄以上に世界制覇になった
中国が悪くなったのは明らかに習 近平の時代からだ。
習は自分に任期を伸ばし、指導部を側近で固め、反対派を抑圧、ウイグル族弾圧を進めている。
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ただ、ここに来て世界は中国を切り離すより、デリスク、やりやすい課題の取り組みを目指している。
マルチラテラルな多国間協議だ。(G7の結論だったが)
同氏は珍しく、核廃絶や国際秩序回復、世界観の取り戻しにに国連のことを述べた。

私は国連理事国、ロシアに代りインドが入ることを望むが。
中国とインドが協議の核となればよいのでは。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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