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被爆地広島のこと

母と彼女の弟が京城から引き上げてくる記録は先祖の話にあるが、とても大変な旅だったらしい。
命がけで、彼らの両親の故郷、和歌山県の湯川と言うところまで行くのに2週間ほどかかった。
子供のころから聞いていた話では、彼らを乗せた列車は広島駅で長時間停車した。被爆から1か月もたっていない9月初旬だ。
列車は窓ガラスがなく打ちつけてあった板の隙間から見えた被爆の光景のことだ。
あそこにいた人たちのことを考えたら、まだこの旅は楽なほうだと。ドームも見えたはずだが、意識になかったと。

広島の原爆資料館は2度行った。長崎も。広島は長崎より大規模でその内容のキツイさとインパクトは何倍と感じていた。
広島は良く出来ているのだ。
恐らくG7首脳、その同行者、グローバルサウスも大勢訪れて時間を掛けて見学したはずだ。
見学後外で、広島市長の説明を聞いていた首脳の表情はなかなか厳しかった
あとから行ったゼレンスキー大統領の演説に、「石の上の影」と言う表現が何回かあった。
あの石の階段も上手に移築していた。
KAGEjpg.jpg
一瞬にしてに石の上の影となった犠牲者の無念は計り知れない

ゼレンスキーさんに説明したばあちゃんが彼の印象を話した。これも良かった。
あのばあちゃんは今回のG7の大切な功労者、広島の宝だと感じた。
またゼレンスキーさんはとても真っ正直な人間で、こういうリーダーが独裁者には一番怖い存在だろう
とも感じた。
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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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