fc2ブログ

記事一覧

スラッグ弾は威力があり過ぎる

長野の殺人鬼は警察官にスラッグ弾を使ったそうだ。
スラッグ弾は散弾銃で野山を歩くとき、万が一、と言うことで2発は所持するが・・
残弾をライフル射場で処理したと銃砲店に言ったら、そこで購入したミロク銃を心配してくれた。
適当でない絞りチョークを使ったりしたら痛むそうだ。
スラッグ

昔は丸玉だった。丁度火縄銃やフリントロック軍用銃の弾丸と同じような感じ。
今は外部に筋があり、空気抵抗で自転する。
しかし滑腔銃で撃つ以上、火縄銃十匁程度の命中率だ。

殺人鬼が至近距離で撃てば車のガラスなどは無いも同じ。

意外にも、筋を付けて自転する弾丸の特許は南部 麒次郎さんが所持していた。
(米国にいたころファザー社の特許部に勤務していた若者が調べたら南部教練銃用に開発したそうだ。)
勿論、今は特許は切れているが、知られていなかった歴史だ。
南部さんは一種の天才であって、とてもユニークなものを沢山開発したが、大日本帝国の武器兵器は
国際性が弱かったので、あまり一般的にならなかった。

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


現在の閲覧者数:
カウンター :

月別アーカイブ