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天安門事件と私の中国行き

中国には仕事で何度か行った。
一番、長く期間で、辛かったが、各地を回り、当時の中国を認識した機会は、1985年夏のFIFA U-16(今は17)の第一回大会の時だった。
当時の私のクライアントJVCが冠スポンサーになってくれた。
JVCの原田専務が中国市場への足掛かりとして即決してくれた。松浦 仁部長と北京、天津、大連、上海などを
回った。イベントの運営だけでなく、展示会や製作の仕事もあった。まったく未知の経験を多くした。そして中国を見た。
何と天安門事件の4年も前だった。

天津に行く列車のなかで、唐山大地震1976年、では実は数十万人の犠牲者が出たと聞いた。
共産主義体制が地震の被害を大きくして救助や医療が遅れたからだと。
不思議なことに当時も日本の報道ではそういう内容はなかつた。


その後、なかなか大変な国だと関心を持っていたが、日本メディアから得る情報は少なく、偏りがあり、本当の中国を知らないままに天安門のニュースを聞いた。
その後、トヨタも担当することになり、最初の契約は上海の屋外大看板だった。
しかし、決めた通りのものは出来ず、クライアントに迷惑を掛けた。素材に使用済みのトタンを使ったり、
電灯が暗かったのだった。なぜだと感じたが、「そうゆうものですよ」で終わった。
Okannbanjpg.jpg広告塔設計士さんのブログより

そして昔も今もNHKさんや朝日さまをはじめ日本メディアは中国を胡麻化してきちんとした
取材や報道はしていない。
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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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