fc2ブログ

記事一覧

米国のアジア政策

先週、聴いた大庭 三枝教授の話だ。
彼女がまとめた「日本ASEAN50周年」ー半世紀後に向けての課題と展望というレポートは内閣府に提出された。下、大庭 三枝教授資料より
IMG_20231030_0001.jpg
アジアは単一ではない。
基盤となるもの民族、文化、言語、宗教、成り立ちと歴史、現在の体制など、異なる国々だ。

それに華人という中国系、欧米系が絡み合い、欧米植民地の影響もある。
日本は戦前の南進政策で資源を求めたが太平洋戦争で失敗した。戦後は過酷な賠償、よくぞ乗り切ったものだ。
アジアはとても複雑だ。現在は成長する市場として焦点を当てているが・・
私は1980年代後半、アジア全域を担当する仕事をやり、何度も各国に出張したが、現在のアジアにはなぜか、
あまり興味がない。
最近、銀座を歩いていると、タイのおばちゃんたちとかマレー人とかの団体を、アジア人を多く見かける。
そして日本国政府はアジア外交にとても積極的だ。ASEANの大使もいる。

教授のはなしでは米国は意外なことにアジアに関しては積極的ではない。えこひいき的な態度だ。それを日本が補っているのか・・
米国が現在重視しているのはベトナムで、タイ、カンボジア、ミヤンマー、ラオスなどには消極的。原因は人権問題だそうだ。
インド太平洋政策と言うが中国のアジア進出にはこの状況では弱い。
しかしながら、歴史的な共通性がなく、多様で広がっている地域と社会は欧州とは異なる、共同体的な方向性は
あり得ないとも感じた。そして、
こうみると次世代のアジアの盟主はもしかしてらインドネシアだ。
スポンサーサイト



コメント

No title

ヤンキーに亜細亜の人種は理解できないでしょう 未来永劫  亜細亜はアジア人で

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


現在の閲覧者数:
カウンター :

月別アーカイブ