先週、聴いた大庭 三枝教授の話だ。
彼女がまとめた「
日本ASEAN50周年」ー半世紀後に向けての課題と展望というレポートは内閣府に提出された。下、大庭 三枝教授資料より
アジアは単一ではない。
基盤となるもの民族、文化、言語、宗教、成り立ちと歴史、現在の体制など、異なる国々だ。それに華人という中国系、欧米系が絡み合い、欧米植民地の影響もある。
日本は戦前の南進政策で資源を求めたが太平洋戦争で失敗した。戦後は過酷な賠償、よくぞ乗り切ったものだ。
アジアはとても複雑だ。現在は成長する市場として焦点を当てているが・・
私は1980年代後半、アジア全域を担当する仕事をやり、何度も各国に出張したが、現在のアジアにはなぜか、
あまり興味がない。
最近、銀座を歩いていると、タイのおばちゃんたちとかマレー人とかの団体を、アジア人を多く見かける。
そして
日本国政府はアジア外交にとても積極的だ。ASEANの大使もいる。
教授のはなしでは米国は意外なことにアジアに関しては積極的ではない。えこひいき的な態度だ。それを
日本が補っているのか・・米国が現在重視しているのはベトナムで、タイ、カンボジア、ミヤンマー、ラオスなどには消極的。原因は人権問題だそうだ。
インド太平洋政策と言うが中国のアジア進出にはこの状況では弱い。
しかしながら、歴史的な共通性がなく、多様で広がっている地域と社会は欧州とは異なる、共同体的な方向性は
あり得ないとも感じた。そして、
こうみると次世代のアジアの盟主はもしかしてらインドネシアだ。
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