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日本拳銃収容嚢の立派な作り。


南部式拳銃(1902)そして十四年式拳銃(1925)のホルスター類は大型で、立派なつくりだ。

画像の拳銃収容嚢は上段、真ん中が南部陸式拳銃、海軍陸戦隊のものだ。
内部に8mm弾を収納する弾薬帯があるのが特徴だ。
中には海軍の部隊数字などが書かれているのもある。

左は十四年式の初期型、右は後期型の皮革製のものだ。
軍用拳銃のホルスターとしては、恐らくドイツ軍のよりも手の込んだ、立派な作りだ。
皮革も厚い。
1930年代、日本軍もドイツ軍も牛皮革はアメリカから輸入していたと言うのは皮肉な話だが。

特に蓋、被いの部分は固形(ソリッド)で、厚く固い。

下は形はまったく、後期型と同じだが、材質がゴムを帆布で挟んだ新素材だ。
南方では、シャワーが来ると、皮革のケースでは水がしみ込んできたからだ。

日本の南方用新素材には2種類あったが、十四年式拳銃の収容嚢にはこの材質しかみない。
ゴムが上にきたものは製造されなかったのだろう。

また九四式拳銃の収容嚢は、南部式、十四年式ほど大型でも固くもない。
これは拳銃のコンセプトが補助兵器としてもっと明確になり、ポケット拳銃的に扱われたからだ。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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