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日露戦争の講和その2、




写真は1、講和交渉の席、2、講和の結果、日本が得たものの地図、3、休戦中もロシア占領地では
日本のスパイ狩りがコザック兵により行われていた。コザックはモーゼル拳銃を持っていた。
(画像はJapan's Fight for Freedomより)

講和は2005年9月5日に締結された。

日本の全権大使小村 寿太郎は、ロシア全権大使ウイッテに対して、「鷹が大熊に」向かうように果敢に
交渉したと言われていた。
日本にも、ロシアにもすでにこれ以上戦う国力が残ってないことは明らかで、その状況を仲介にたったアメリカのセオドア・ルーズベルト大統領が一番認識していた。

しかし、講和の結果、日本が清国から得たような「賠償金」は出なかった。
これをもって、日本が交渉に負けたとか、アメリカに騙されたとか言うのはまったくの間違いだ。

日本はロシア、またアメリカをはじめとする欧米諸国から、まずは「自国の安全保障」を勝ち得た。
もう北からロシアが日本を脅かすことは出来ない状況になったのだ。
日本は、朝鮮半島の統治、南満州のロシア権益(鉄道を含む)、南樺太領土、そして沿海州の漁業権を得た。

しかし、無知蒙昧なる日本の一部の人間は、日比谷などで焼き討ちなど暴動を起こした。
極端から極端に走る人間がいたのだ。この種の人間はどこにでもいつにでもいる。

日露戦争の講和結果は、歴史上、白人以外の人種が始めて白人国家から実利を得たと言う意味では大いに意義があった快挙であった。
多くのアジアのその後の偉人が若い頃、この事実に接し、大いに力づけられたとしていた。
また、これを仲介した「アメリカに日本が騙された」的な意見は後の反米意識の中で言われた狭量な意見であり、歴史的な事実とは異なる。
もしこの講和を飲まなかったなら、アメリカ、ルーズベルト大統領の顔をつぶすどころか、文明国の一員にはなれなかっただろう。この講和条件は、
白人対アジア人と言うより、キリスト教徒対ノンキリスト教徒の間においても画期的な事実であった。
(キリスト教とイスラム教の戦いは現在にまで続いている。)
騙されたというなら、日本、ロシアに二股かけたユダヤ金融に対して当たるかもしれないが。

朝鮮半島に関しては条約文には含まれていない。ただ「政治上、軍事上、経済上、卓絶なる利益、特に必要と認める指導、保護および監理(ママ)をロシアは日本が行うことを承認する。」とした。これを他の欧米諸国も承認したと言うのが歴史上の事実であった。
条約に入れなかった理由は「韓国はロシア、清国の介入を歓迎するから」であった。この講和条約を機に、日本が求めずして、欧米諸国は駐韓公館を閉鎖し本国に引き上げた。
歴史認識で、韓国が日本を非難するなら、まずはロシア、アメリカ、その他欧米諸国になぜ韓国を見捨てたのかを正すべきだ。論理的な理由を述べてくれるだろう。
韓国、朝鮮半島が安定しなければ、東アジアの平和は保障できないのであった。今でも北朝鮮をみていると同じ状況だ。(6カ国で協議しているではないか。歴史の本質は100年間くらいでは変らないのだ。)

この日露講和条約の意義は大きかったはずだ。爾後、日本人は欧米人と同じような論理、行動をすべきであった。
しかし、その課題は現在にまで持ち越されてしまった感がある。

今年の日露領土交渉では、江戸末期の「千島樺太交換条約」にさかのぼり、日本は千島全島をロシアに要求すべきであろう。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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