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江戸の空気銃「気砲」



18世紀から19世紀初頭、意外に欧州の文化文明が入って来ており、
それを、国産化した技術が幾つかある。
しかし日本は平和な時代、実用にならぬもの、価格的に採算の取れぬものも多かった。

澤田さんの本には、国友藤衛兵能当作の空気銃が詳しく紹介されている。

一体、どのくらいの数が作られたのだろう。
現存するものをみても100挺くらいはあったかもしれない。

昨日、武器学校で一つ見た。
程度は良い。画像のいずれも上のものが後ろと前になる。
これは、「これこれ、かなり珍しいもの」ですよ、と言う説明をした。

3つの部分から構成されている。
銃床を兼ねた、圧縮空気入れ、機関部、そして銃身だ。
撃つには3つを外す。
空気は別なポンプを使い装填する。銃身に弾丸を込める。この銃は口径8mmほどだった。
この3つを組み立てて、射撃する。
どんなに手際良くやっても1発発射するには数分間掛かるだろう。
ハンマーが「狐の頭」と言うのはしゃれている。良く出来ている。芸術品に近い。

大名の遊び道具だった可能性がある。これだけのもの作らせれば火縄銃、何挺分の費用が掛かる。

全体は鉄製で皮革で被ってあり、それには装飾がなされている。
室内での射撃、もしくは、池の猟に使ったのではないか。空気銃はボクも猟に使っているが音がしないので案外有効なものなのだ。

この気砲もきちんと整備して展示する予定だそうだ。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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