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この本は駄目だった。新潮社刊「8月17日、ソ連軍上陸す」 本18


広告を見て直ぐ買った。
大野 芳著「8月17日、ソ連軍上陸す、占守島攻防戦」新潮社刊ハードカバー。

占守(しゅむしゅ)島の名はロシア語だそうだ。
アリューシャン列島の最北で、キスカ、アッツ島に近い。

第二次世界大戦後期、日本はアメリカ軍が攻撃してくると思い、守備を固めていた。
特に島の地形から満州から第十一戦車連隊を移動させていた。

この本は、武雄市で、日本軍の軍使であった長島氏の講演から始まる。

だが、結論から言うと、この本、ソ連軍の資料を使った新しい内容と言うが、戦闘の経緯、具体性その他、実にとりとめのないもので、中途半端。ほとんどが今まで書かれたことばかりだった。「遅いよ」と言うのが感想だ。

占守島の戦闘は良く分からないことが多い。
ソ連軍は上陸の際に日本軍の砲撃で大きな被害を受けた。日本の良く訓練された九七式中戦車、九五式軽戦車、数十両の攻撃で、重火器を持たず上陸した兵力にも大きな損害を与えた、と言うことだ。
ソ連の資料ではソ連軍の損害1567名とあるが、大体その倍以上、3000-4000名だったと推定されている。(一方、日本軍損害はソ連資料では1018名だが、推定600名だそうだ。)

知りたかったのは、なぜ、終戦3日後のこの日、司令官村上少佐はソ連軍に攻撃命令を出したか。
連合軍のこの戦闘の評価はどうなのか。だ。ワシントンのアーカイブにはあるはずだ。

なぜなら、この北端でソ連は2週間近くを浪費し、上陸舟艇を失いそのために期していた北海道侵攻が出来なかったと言うのが歴史の現実だったからだ。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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