九九式軽機の眼鏡
- 2008/04/28
- 03:12
九九式軽機(九六式も)には、銃の右側にクランク状(プリズムを利用した)の2・5倍の照準眼鏡が装着された。
しかし、銃の右には二つの蓋が出る。
上の開いている蓋は、弾倉口に使用しないときに塞いで置くものだ。
これは使用時には開いたままになる。
この画像では弾倉が装着されている。
下の横にある閉まったままの蓋は排莢口の蓋だ。九九式ではこう棹(ボルト)を引くとバネで開く。
(九六式は空薬莢が飛び出るときに空く。)
眼鏡の外を向く口は、この二つの蓋の隙間から覗く、とても細かい設計だ。
左には目視の照準があるので、視野が狭くなる眼鏡は薄暮用だったとも言われてる。
現在は夜間戦闘で銃に暗視鏡は不可欠だが、日本では70年余前に、正確には暗視ではないが、眼鏡を採用したわけだから、日本の考え方、技術もなかなかだった。
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