茄子環を使ったスリング(負い帯)
- 2008/04/29
- 06:58
日本軍は軽機、自動短機関銃そしてそれらの装具に「茄子環」と言う金具を使用した。
野菜の茄子に形が似ているから、そうよんだのだろう。
軽機など10kgくらいの銃に付ける負い皮(帯)と、一〇〇式短機関銃、弾薬150発入れ収容嚢、弾倉入れなどに使用した金具は厚さが異なる。
この九九式軽機には厚い金具と尾錠(バックル)が付いているが、帯の布はあまり厚くない。
皮革の場合は小銃よりかなり厚い、長いものだ。
しかも布は時代を経て、縫い目は殆ど切れていた。
茄子環は鉄製で黒く着色されている。
裏の板を押して皮、銃の環を入れるとバネで戻り、外れることは少ない。
これが両端にあり、真中の尾錠で長さを調整する。
アメリカの友人から写真が送られてきて、これは本モノかの問い合わせがあった。
茄子環は珍しい方式で、複製品(ダイキャスト製)もあるので、材質で見ろと返事してやった。
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