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芦田 均著「第二次世界大戦外交史」 読書50


ひょうんなことから見つけた本だ。
1959年に時事通信社(まだ元気なときだ、今は某社の株の売り買いで生きている情けないアナログ通信社)発刊のB版、箱入りハードカバー、700ページの大作だ。

芦田 均(ひとし)氏は戦前は外交官、議員、軍部を批判し、戦後、わずか数ヶ月だが内閣を率いた。
1914年、モスクワに駐在し、「革命前夜のロシア」と言う著作もある。ソ連誕生を目撃した数少ない日本人だ。多分、欧米には精通し、コミニケーションも問題ない方だっただろう。

現在の自民党の生みの親の一人だった。

この本は第二次世界大戦直前から終了までの世界の情勢を客観的に日本、英仏、ナチスドイツと伊。
そしてアメリカとソ連。その各々の外交活動をたんたんと述べたものだ。
欧米の資料を駆使した貴重な記述だ。

芦田氏は1933年に「日本民族は細心の考慮を必要とする。一歩誤れば国をあげて千尋の谷におちる」と前途に警告を与えていた。

読んででみると、第二次大戦直前に、日本も行く方向を誤ったが。
英仏もヒトラーに対する読みが違った。
「近衛、松岡の誤算」と書いてあるが、日本の軍国期は「外交低迷期」だった。
言い換えれば、外交が弱かったから軍事力で国際問題を解決しようとしたのだろう。

アメリカ、中国の存在も相対的に薄弱だった。

ようするに世界大戦の原因の一つは国際的アンバランスとお互いの外交努力の不足にあったと言える。

外交官、準一郎君頑張ってくれ。

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コメント

No title

あっと言う間のケレンスキー内閣。何か足跡を残したのだろうか?

No title

彼は日本国憲法を肯定的に捉えてました。

No title

本年は、日本国憲法施行70年の節目の年にあたります。

「歴史未曽有の敗戦により、帝都の大半が焼け野原と化して、数万の寡婦と孤児の涙が乾く暇なき今日、如何にして『希望の光』を彼らに与えることができるか・・・」

現行憲法制定にあたり、芦田均元総理はこう訴えました。そして、先人たちは、廃墟と窮乏の中から、敢然と立ち上がり、世界第三位の経済大国、世界に誇る自由で民主的な国を、未来を生きる私たちのため、創り上げてくれました。

No title

祖父、伯父、父親の時代はとにかく良く働きました。
孫たちに話、伝承させたいです。> 今里から美しい日本さん

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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日本の武器兵器.JP


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