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火縄銃は何発撃てる


火薬と弾丸を銃口から装填する前装銃は、19世紀の中ごろ、火薬弾丸がセットされた弾薬を銃身の
後部を開けて装填する、後装式の銃が開発されるまで、発火に火縄、火打石、管(パーカション)を使うと進化はあったが、銃が使用されて以来、16世紀初頭から主たる方式だった。前装銃は装填に時間が掛かった。
前装銃,火縄銃はまず銃口から火薬を注ぎ込む、それから球状の弾丸を入れ、棒で押し込む。火皿に口薬を注ぐ。先が燃えている火縄を、火鋏(ハンマー)にはさむ。火蓋を切り、狙いを定めて、引き金を引いて発射する。と言う手順だ。火打式は、火縄の替わりに火打石を使う。
ではどのくらいの速度で発射準備が出来るのか。私の火縄銃射撃の経験では、大体30秒ほどだった。射撃競技では30分間で13発の規定だから、2分間で1発撃てばよいわけだ。これは競技だから
かなりの余裕を持っていた。5分間で撃てるだけ撃つと言う競技もあり、その競技では私は13発撃てた。大体戦場では1分間に3発は撃てただろう。しかし前装銃は基本的には黒色火薬を使うので、50発くらい撃つと、銃身を清掃する必要があった。(銃身をはずし、尾栓を開けて水かお湯で煤を流し落とすのだ。)
と言うことは、計算してみれば分かるが、火縄銃でも3000挺用意しておけば、5分間で何と4万5000発発射できる。武田騎馬軍が10000人の死者を出して、織田、徳川連合軍の3000挺の火縄銃の前に破れさった背景も理解できよう。前装銃でも100メーターくらいの距離では人的をはずすことはまずないだろう。写真は稲富流の教本より。馬上の射撃の図。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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