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鹵獲したロシア軍大砲を使う日本軍 日露戦争


英国、米国の観戦武官たちは、日本とロシアの砲に関しては大体同じくらいの性能と書いていた。

この写真は、日本軍がロシア軍から鹵獲した砲を発射しているものだそうだ。

「戦利火砲による野戦砲兵隊を編成す」と言う文書が残っているほどなので、日本軍はロシア軍の砲を
積極的に使用した。

野砲、山砲もロシアの砲列の写真に「このあと直ぐに日本軍の占領された」とあったのだが、これは
カノン砲だ。

多分、同じようなものが日本軍にもあり、共通の部品や、弾薬が使えたからだろう。

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コメント

国産野砲は旧式故に扱いが難しかった。

鹵獲したロシア砲は国産より設計が新しく、複雑、低性能な国産野砲を使いこなす日本砲兵にとってはむしろ扱いやすかった。逆に技量を要する日本野砲を鹵獲してもロシア軍はまともに使いこなせなかった。悲しい現実である。砲弾もロシヤ軍から大量に鹵獲したため、鹵獲砲のみによる砲兵隊なぞが組織できた。

No title

日露戦争はウクライナ戦争の原点だが肝心の日本人が
その因果関係に無関心。ウクライナはドイツの戦車を
使うとのことで、ますます興味深い。
良いコメントをありがとう。

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プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


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