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2人の兵士の偶然の出会い 「若き獅子たち」 戦争映画100選 その90


アビーン・ショー(Irvin Shaw)の同名の小説を、アメリカで当時、最も人気のあった2人の役者に演じさせた映画だ。
監督は「ケイン号の反乱」のエドワード・デムィトリック(Edward Dmytryk).
[The Young Lions]は1958年、白黒、167分の長編作品だ。(学校を早引きして、映画館を出て来たら、外は真っ暗だったのを覚えている。)

アルプスのリゾート、ゲレンデを見事なスキーさばきで降りて来た、クリスチャン・ディーストル(Marlon Brando)、に召集令状が待ち構えていた。
少尉としてフランスに侵攻した。戦闘車両で進んでいると橋でフランス軍の抵抗に合う。ワルサーP38を抜いて、バリケードの横からフランス兵に狙いを付けて、降伏させた。
あとはパリで旧友達と会い、サンジェルマンで記念撮影を行った。勝利の美酒に酔った時期だ。

一方、アメリカのノア・アカーマン(ユダヤ人の名前、Motogomery Clift)は陸軍に志願した。
戦友のマイケル・ホワイトエーカー(英国、アイリッシュ系の名前、Dean Martin)と訓練に励み、アメリカの参戦で欧州戦線に送られた。一兵士として前線に赴いた。パリの解放に立ち会って、さらに侵攻した。

このマーロン・ブランドー演じるドイツ将校が徐々に、戦争に疑問と持ち始めたのと対照的に
モントゴメリー・クリフトの演じる、普通のアメリカの若者は、ナチスのユダヤ人虐殺などを知り、敵意に燃えてくると言う対決だ。

クリスチャンは北アフリカ戦線にも赴任した。そこで手痛い敗北をきし、オートバイで撤退する途中、
地雷で負傷した。

最後はユダヤ人収容所の存在を知ったクリスチャンが、これが祖国の現実だったのかと、がっくりきてMP40をぶら下げて、崖から降りてきた。
一方、収容所の様子に衝撃を受けたノアと歩いていた、マイケルが偶然クリスチャンに出くわした。

この作品は戦争映画として、かなり高い水準にあるが、この最後のシーンがぶち壊しだ。
まずディーン・マーティンはコメディアンとして戦争映画に出ていた役者だった。
これはミスキャストだった。それがガーランドM1小銃を構えもせず、狙いもせず、
腰だめにして、「ナチ野郎」と言いながら、クリスチャンを撃つ、この西部劇的感覚が許せない。

多分、物語がかなり深刻なので、娯楽性を増すためにこういうことになったのだろうが、映画をぶち壊した。
物語が良いので、リメイクを期待するが「バンドオブブラザーズ」(HBO作品)に一部、この映画に似たシーンがあった。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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