FC2ブログ

記事一覧

火縄銃はどのくらい当たるか。


日本の火縄銃など銃口から装填する銃は一部を除いて、銃腔内に筋(ライフル)は切ってなく、球状の
弾丸を使用した。前装銃の後期にはケンターキーライフルやミニエー銃のようにライフルを切り、銃口から椎の実型弾を込める方式が出来たが、当然、装填はし難いものであった。回転をつけた椎の実型弾は遠くまでまっすぐに飛び、命中率は格段に良くなった。ただし装填し難いので、後装式に直ぐにとって替われたが。(そして完成された実包を使う銃が19世紀中ごろから主流になった。)
では球状の弾丸はどのくらいの命中率があったのであろうか。競技では50メーターで、黒点が5センチの
標的を使用する。ここに10個あたれば100点だ。しかし、黒色火薬で、火縄を発火に使う方式は完成された実包ではないので、ムラが出る。そのために弾痕が上下することは致し方ない。
私の腕で大体90点(13発を30分で発射して上位10発を取る)くらいだ。100メーターではどうだろうか。
この場合は恐らく半分くらいの命中率であろう。しかし人的では10センチくらいのところにまとまれば
命中することになる。各地に残るお城の堀の幅が大体、火縄銃の有効射程距離とみてよい。
銃身の長い銃に火薬を大目につめて、発射すれば200メーターくらいでも当たろう。
ハンターがバッファローを狩する際に、射程距離に近づくために、バッファローの毛皮を被り、そろそろと群れに近づいたと言う話は良く知られている。この場合も数十メーターの距離であったろう。
写真は私が15間の距離で射撃した小型の的。黒点に命中した様子。2発が同じところに行った様子を
同弾と言う。

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

japaneseweapons

Author:japaneseweapons
日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



刀,弓,槍,薙刀,甲冑,鎧,火縄銃,軍用銃,機関銃など日本の武器や兵器に関する須川薫雄の研究を紹介はここ:
日本の武器兵器.JP


スポーツアンティークは、スポーツ用品や玩具、江戸期からの日本の食器、家具また、合法的な武具・火縄銃や軍装備品もマニアの方々に用意しております。米・日で約40年間に渡り仕入れたものです。



現在の閲覧者数:
カウンター :

月別アーカイブ