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兵器マニアには堪えられない 「地獄の7人」 戦争映画100選 その93


元題「Un Common Valor]は1983年作品で、同じ年に同じ名前のテレビ映画が製作された。
1955年には同じタイトルの映画が製作された。3つとも内容は全然別なな作品だった。

Valorは「勇気」と言う意味で、「異常なる勇気」と言うのが元題の意味だ。

監督は、「ランボー」のテッド・コットチェフ(Ted Kotcheff)で最近はテレビシリーズ[Law and Order]を監督した。歯切れの良い演出で知られている人だ。

テキサス州の大資産家と退役軍人キャル・ローズ大佐はベトナム戦争が終結して10年間が経過したが、戦争で、「ミッシング・イン・アクション」行方不明の息子たちが、どこかに捕虜として生存しているのではと思っていた。
衛星写真を分析させたところ、ラオスのある共産軍捕虜収容所にいたアメリカ人が息子たちであると
確信した。そこで息子のベトナムでの戦友達を集め(当然高額の報酬を保障して)、タイで兵器を調達し、自分達でラオスへ侵入し息子を救い出す計画を立てた。(政府はあてにならないと友情に期待したわけだ。)
テキサス州の海岸地帯の富豪の土地に、収容所の模型を作りそこで、猛訓練を行う。
ヘリを3機使用する計画で、その秒単位の手順、夜間の攻撃を何度も演習した。

ベテランはゲリラ作戦になれていることはもとより、狙撃、爆破、操縦などのプロが揃っており、大佐を入れて7人のサムライになった。

連絡してあったバンコックの武器商人のところに行くと、国際的なトラブルを恐れるアメリカ政府の手が回っていて、兵器が手に入らないことはもとより、警察に逮捕されそうになった。
しかしもとより計画を中止するつもりはない、伝を頼り、別な武器商人のところに行った。
しかし、その武器商人の倉庫に保管されていたのは第二次大戦時の兵器ばかりだった。
ガーランドM1ライフル、BAR,トンプソン、コルト1911拳銃、パイナップル型手榴弾など、ビンテージものの兵器ばかりだった。
ベトナムのベテラン達はM16などを期待していたので、なんだこれは、と言う反応だった。しかし、ローズ大佐の時代はこれらの兵器だったので、彼はへこたれない。兵器は兵器だ。
戦闘に使うには同じだ。とそれらを現金で購入し、ジャングルでベトナムベテラン達に昔の兵器の手入れ、使い方を訓練させた。ガーランドは重いが30・06弾薬は強力で、しかも射程が長い。

そしてこれらの兵器を使い、山岳民族の女性を雇い、地上から作戦を実施したのだが、ビンテージ兵器の強みもあった。
M1ライフルでジャングルの中から、数百メーター先の敵を狙撃し、1発で倒す。M16ではこれは出来ない技だった。ヘリは国境警備隊を襲いその3機の機材を使った。
かくしてラオスの収容所を襲ったわけだった。

兵器マニアにはなかなか興味深い映画だった。
ちなみにアメリカ海兵隊では、各時代ごと各国の装備や兵器を使用した射撃大会がある。
例えば第二次世界大戦の「狙撃銃大会」は、各々の国の狙撃兵の被服、鉄帽に身を固め、背嚢を支えとして、当時の狙撃銃、眼鏡を使用して1000メーター先の的を撃つ競技だ。
筆者も日本軍狙撃兵として特別参加したが、射撃はしなかった。専門の訓練を受けてなければ、1000メーターの的には当てることはできないからだ。しかも筆者の九七式狙撃銃には別な銃の眼鏡が付いていたからだ。ちなみに、アメリカを始め、ドイツ、ロシア、フランス、英国、イタリアなど各国の射手に扮した選手が参加した。一式そろえるには一財産かかっただろう。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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