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国連に金をだすな!「戦争の帝王」-ロード・オブ・ワォー 戦争映画100選 その111


ニコラス・ケージ(Nicolas Cage)がユダヤ系ロシア人武器商人を演ずる、2005年、アンドリュー・ニコール(Adrew Niccol)監督、スコアの高い作品だ。

ケージが演じるユーリ・オルロフはウクライナの生まれで幼少の頃、ニューヨークのリトルオデッサと言うロシア系移民の町に移住した。父親に同行したシナゴグゥー(ユダヤ教会)でのつてで、イスラエルの
ウージー9mmを手に入れそれを街のギャングに転売したことから武器が利益の高い商品であり、自分に
その商才があることを発見した。

タイトルの前に「世界には5億5千万挺の銃があり、15人に1挺のわりだ。次の課題は1人1挺だ。」「私は需要のあるところに商品を持っていく」と語りはじめ、その語りで物語は進行する。
彼はスーツ姿でアタッシュケースを提げたビジネスマンだ。地面にはおびただしい空薬莢が散らばっていた。タイトルバックは弾薬の製造と運搬だ。機械から出て箱詰めされ、アフリカについた1発の弾丸は少年の頭を貫く。

ユーリと弟は1980年代半ばアメリカ軍が撤退したヨルダンに行き、アメリカ軍が残していったM16を重さで買う。それをイラン・イラクや中東、アフリカ、紛争のある国に売り、利益を得た。
あこがれのモデルと結婚し、子供も授かるが、弟はコケインに溺れてしまう。
そしてインターポールの捜査官、ジャック・バレンタイン(Ethan Hawke)に目を付けられていた。

商機は1991年の冷戦の終わりにあった。
ウクライナに飛んだ彼は母方の叔父、将軍から多量のAK47、ロケット砲、攻撃ヘリまで買い、それらを西アフリカに運ぶ。その国は酷い状況だ。独裁者が反対派の殺略を進めていた。この国も国連加盟国で
国連の援助を得ているのだ。
「ホテルルワンダ」にもあったとおり、種族が異なるだけで、少年兵にも兵器を支給して殺させるのだ。
AK-47を貨物船だ運搬中、バレンタインの臨検を受ける。船名を書き換え、コンテナにはジャガイモを入れてあった。その間から覗いた箱には「M16]とあったが。
ロシアの輸送機をチャーターしアフリカ上空で、バレンタインの戦闘機から強制着陸を命令される。
道路に着陸を強行し、このシーンはよくできていた、近くの住民に証拠となる武器兵器を持っていかせる。
物語は彼個人は悲劇的に終わるが、武器商人は古来、日本にも入って来ていたし、戦いがある限り永遠に
なくならないビジネスだ。
米、英、ロシア、仏、中国、全部国連の理事国が武器輸出の大手だそうだ。日本は国連にしばらく金をだすのを止めたらどうだ。国連が悪の根源だ。アフリカのひどい国にも1票を与えている。

武器・兵器の好きな人にお勧めできる。ニコラス・ケージの演技も、ニコールの演出のテンポも良い。
画像は映画カタログから。題名はアフリカの独裁者が「ワォーロード」つまり軍閥を間違えて言ったことによる。大統領の息子がランボーの機関銃を持って来い、「I]か「II]と聞くところがあるが、これは「II]か「III]かの間違いだ。「I]には機関銃、M60はでてこない。

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コメント

No title

この映画が試写されていた頃にタイトルは「アメリカン・ビジネス」 アメリカは武器で儲けていると言わんばかりの題名でした。しかしあまりポイントを突きすぎているとの反省から原題をそのままカタカナにしましたが、タイトルの付け方も難しいものです。

No title

武器商人が扱う武器兵器は単価は安いものなので、相当数売っても、仕入れが安くないと割が合わないのではないでしょうか。

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プロフィール

japaneseweapons

Author:japaneseweapons
日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



刀,弓,槍,薙刀,甲冑,鎧,火縄銃,軍用銃,機関銃など日本の武器や兵器に関する須川薫雄の研究を紹介はここ:
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