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リーダーシップで成功したノルマンジィー作戦 「アイク」 戦争映画100選 その112



1944年6月6日のD-Day,連合軍のノルマンジィー上陸作戦の最高司令官に誰がなるか。
どのように連合国をとりまとめ、いかに犠牲を少なく作戦を実施したか。
そのD-Dayまでの90日間の話だ。国際社会でリーダーシップがどれだけ重要かがこの作品のテーマだ。

「IKE] Countdown to D-Dayは2004年、監督Robert Harmon,テレビ映画だが、劇場映画と変わらない質でスコアも高い。エミー賞にノミネートされた作品だ。Tom Selleckがアイクを演じた。

戦闘のシーンはない。
話はノルマンジィー作戦、米国軍が中心だが、英国、フランス、オランダ、ポーランドなど欧州各国との連合作戦の最高司令官アイゼンファアー将軍の話だ。

アイゼンファアー将軍(Dwight Eisenhower)は「アイク」と呼ばれていた。
本国のルーズベルト大統領(病気療養中だった)、英国のチャーチル首相、人気はあるが問題の多いパットン将軍、英国の誇り高いモントゴメリー将軍、フランス暫定政府大統領ドゴール将軍など、各国のそれぞれ個性の強いリーダーを取りまとめなければならなかった。

アイクが一番悩んだのは、D-Day の実施日だ。6月に侵攻しなければ、厳しい欧州の冬までに内陸に侵攻できない。春は天気が安定しない。低気圧が3つ来るという予報の中、その隙間の36時間に作戦を実施することを決断した。
もうひとつは、空挺部隊(降下部隊とグライダー部隊)の使用だ。海岸への上陸作戦と呼応して、内陸に
空挺部隊を降下させることはドイツ軍を2分割し効果的ではあったが、空挺部隊の損害は70%にも上ると予測されたからだ。しかしもし空挺部隊を使わなければ、ドイツ機甲師団が海岸に押し寄せ、上陸部隊を海に押し返すことも考えられる。いかに若者を殺さずにすむかに悩む。
彼は空挺部隊を投入するが、その損害は予想に反して20%だった。かくしてノルマンジィー作戦は成功した。

アイゼンファアーは戦後、コロンビア大学総長を務めていたが、「I love AKE]と言う標語で、近代的な共和党候補と言う触れ込みで第34代アメリカ合衆国大統領となり、2期(1953-1961年)、冷戦下、世界で最も影響力のある国のリーダーとして勤めた。この時代のアメリカは力があった。活気があった。

1890年、テキサスの生れ、ウエストポイント卒、スポーツは万能で、マーシャル、マッカーサーの
下にもいた。1969年没。
当時のニュース映画映像のなかでは、いつも微笑みを浮かべた温厚な人である、と言う印象だった。

画像は映画のDVDパッケージと、ホワイトハウスサイトの大統領時代のアイクの肖像。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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