同じルガー08の銃身が変った「セントアンナの奇跡」
- 2009/07/31
- 03:12
スパイク・リーの制作・監督だから黒人にしてあるが、この元は、日系二世第100大隊のモンテカッシーニの戦闘だ。50%が戦死しも退却せず「差別と偏見と闘う」と、戦後、アメリカにおける、日本人の地位向上に大きく貢献したできごとだ。
「セントアンナ」は敵地に残された4人の黒人兵と、虐殺を生き残った少年の「奇跡」の話だ。
「奇跡」はキリスト教では良く出てくる基幹のコンセプトで、ストリー全体が宗教がかっている。スパイクが敬虔なクリスチャンなのだろう。
一つ、間違い、負傷した黒人兵がドイツ軍大佐に「身を守れ」と渡されたルガー08は8インチ銃身、ニューヨークで使われた同じ銃は6インチ銃身。まさか彼が切り詰めたとも思えないが。
またタイトルに「ナチ・ソルジャーズ」誰それと出ているが、これはない。ハリウッドの偏見だ。
「ジャーマンソルジャーズ」とすべきだ。あと、フローレンスの美術品のできが悪い。どう見てもガラクタにしか見えぬ。
私はトンプソンばかりが出てくるので不満だったが、戦闘シーンの出来は良い。アマゾンの評価は悪い。
画像はポスターの一部