fc2ブログ

記事一覧

同じルガー08の銃身が変った「セントアンナの奇跡」


スパイク・リーの制作・監督だから黒人にしてあるが、この元は、日系二世第100大隊のモンテカッシーニの戦闘だ。50%が戦死しも退却せず「差別と偏見と闘う」と、戦後、アメリカにおける、日本人の地位向上に大きく貢献したできごとだ。

「セントアンナ」は敵地に残された4人の黒人兵と、虐殺を生き残った少年の「奇跡」の話だ。
「奇跡」はキリスト教では良く出てくる基幹のコンセプトで、ストリー全体が宗教がかっている。スパイクが敬虔なクリスチャンなのだろう。

一つ、間違い、負傷した黒人兵がドイツ軍大佐に「身を守れ」と渡されたルガー08は8インチ銃身、ニューヨークで使われた同じ銃は6インチ銃身。まさか彼が切り詰めたとも思えないが。

またタイトルに「ナチ・ソルジャーズ」誰それと出ているが、これはない。ハリウッドの偏見だ。
「ジャーマンソルジャーズ」とすべきだ。あと、フローレンスの美術品のできが悪い。どう見てもガラクタにしか見えぬ。

私はトンプソンばかりが出てくるので不満だったが、戦闘シーンの出来は良い。アマゾンの評価は悪い。

画像はポスターの一部

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Shigeo Sugawa

Author:Shigeo Sugawa
日本の武器兵器史の研究者、陸上自衛隊武器学校資料館アドバイザー。
目まぐるしく変化する国際情勢、その中で日本が対応する未来への策、安全保障を政治、経済、社会、報道などを多角的に分析する。
また趣味の狩猟、渓流釣りと自然、環境問題。そしてアート、音楽、歴史など文化面をも・・・その思うところを紹介したい。


現在の閲覧者数:
カウンター :

月別アーカイブ