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傾斜の必要性


車両を運転していて一番難しいのは速度を出したまま方向を変更することだ。高速道路、鉄道など2次元の交通機関の宿命だ。航空機は3次元の空間を飛行するので速度の速さと旋回は、むしろ速度が遅いことで失速する恐れが無い限り、機体の角度で旋回の大きさは調整できる。高速で小回りが利くに越したことはないが、機銃で撃ち合う前時代的戦闘機以外は大きく旋回しても影響はない。しかし道路や鉄道は
そうはいかない。「尼崎JR西日本」の事故は、物理的には極めて初歩的な「速度の出し過ぎ」にしか原因はない。線路は存在しているもので、その曲面を変更するには巨額の費用を要する。だから曲がり角では「速度を落とす」、つまり速度遵守しかない。
アメリカの基幹高速道路は料金をとらないばかりか、(都会のトンネル、橋、以外はほんのわずかな金額)55マイルで走行すると、ステアリングを動かすことなく、自然に方向が変わるように道路に傾き
(バンク)がつけてある。これは建設に空間的余裕があったからだ。
この玩具の機関車のレールを見ても、傾きがつけてある。ゼンマイで走る玩具でも傾きは必要なのだ。
私は今回の事故で、別な「傾き」を心配している。それは組織内の「傾き」だ。JR、昔の国鉄は組合が強く、市場資本主義を否定していた非現実的な考えだった。その影響が今でも残っていたのではないか。JRは人の生命を預かる重要な立場にある乗務員管理が公正に出来ているのか。危ない乗務員の評価はできているのか。その点を明らかにして欲しい。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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