[パールハーバーと太平洋の戦い」に見る日本軍装具と小銃
- 2006/03/04
- 11:47
先週紹介したこの本は大型で、見開きのカラー写真が特徴である。
日本軍の装具は、左に珍しい衛生兵の携帯装具と右には将校の観測装具などがある。
小銃の見開きページには、第二次大戦中使われていた、各種の小銃と弾薬盒、銃剣が紹介してある。
衛生兵用の皮革製の装具は、後弾薬盒を大型にしたようなもので、内部に10本の瓶入り薬が収納されるようになっている。その間には簡単な治療具、包帯などが収められていたようだ。
完全なものは見たとがない。上のものと下のものは同じ仕様である。
ロンドンの英国戦争博物館に同様なものがあった。またウエストポイント博物館には大型の木製箱に
整然と収納された日本軍の携帯用外科手術具があった。
下に引いてあるバナーはどこかの赤十字社支部開設記念のものであり、軍用のものではない。
将校の装具は陸海軍のものが混在しているが、注目すべきは下方にある、耳栓だ。木製の収納箱とベークライト製の本体が見える。実際には、大と小、二つのサイズがあった。
小銃、銃剣類は大体、収集家がまず第一段階で集めるものだ。
一番下は8分7に縮小した、南部製の年少者用、三八式型教練銃だ。滑腔だが、弾丸が回転する仕組みの
なかなか優れた設計の教練銃だった。