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日本人の日本武器兵器研究 「世界兵器図鑑GUN日本編」 小橋 良夫著



小橋さんはライフル協会、前装銃協会の先輩だった。いろいろ教えていただいた。
豪快な人で、何回か海外遠征も一緒したことがあった。
茨城県出身、1925年生れ、法政の射撃部出身だ。公務員だったが、肝臓を患い20年ほど前に亡くなった。
外国空港で立小便をして地元の人に怒られたことがあった。愉快な人だった。

この本はA4版、白黒印刷、250ページの力作で、内容は①小火器、と②火砲の2種である。
小火器の章には、小銃、拳銃、短機関銃、軽機関銃、重機関銃、擲弾筒などが紹介されている。
この研究の特徴は試作品を細かに取り上げていることだ。火砲には大砲類が説明されてるが略す。

また当時の資料写真、例えば空中投下筒に収容されて一〇〇式短機関銃などや空挺隊員がそこから兵器を取り出している写真など、興味深い。

但し、幾つか実物を見ないで書いた誤解はあり、また生産数量や刻印などは詳しく述べられてない。
小橋さんの背景から、土浦の陸上自衛隊武器学校が大いにこの研究に協力したようだ。
例えば、九六式軽機関銃の分解写真などは、日本では撮影不可能だからだ。
最近10年ばかり日本の研究家が発刊した文庫版の本などは明らかに小橋さんの研究から引用している。
間違った部分もそのままなので、それが将来真実となってしまわないことを祈る。

画像にある九八式水冷重機関銃は、現存しているものが少なくとも欧米にはない。
ソ連と満州国境に配備されていたので、ロシアか中国には残存している可能性はある。
ビッカース機銃を日本の7.7mmにしたもので、三脚架や水冷缶が異なる。
また機銃を収納した陣地の写真もある。イテ塔と言うもので、普段は地下にもぐっていて、敵が接近すると地上に競りあがる方式だ。こういう写真も小橋さんはこまめに集めてきた。

小橋さんは十一年式軽機関銃無稼動を自慢していた。どなっただろう。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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