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幻の本、ケン・エルクスの「日本の弾薬」



この本はコピーでしか見たことが無い人が殆どだ。しかし非常に有名な本である。
私もコピーしか持っていない。実物を探したが皆、コピーしか持って無い。画像はコピーの表紙。

A4版、60ページくらいのもので、赤津きょう子さんが作成に協力したとある。
内容は1880年から1945年までの各種の日本の弾薬だ。主に小銃、拳銃、機関銃弾薬だが、大戦末期の大口径航空機搭載機銃の弾薬は57mmまで掲載している。

Ken Elks氏が何者であり、どうしてこのような研究をしたのか、また「弾薬情報マニアル#5」とあるので、英国、ドイツなど他国の同様の本が作られたのだろう。
多分、政府か、軍の情報筋の企画、製作だろう。

日本の弾薬は見事に網羅されている。
画像は各種の7.7mm陸軍の弾薬だ。海軍も7.7mmを各種の兵器に使用していたが、陸軍のものと口径は同じでも互換性が無かった。この事実は日本軍の生産とか、補給とかの効率面での性格を如実に表したいた。ラバウルのジャングルで、陸軍の弾薬不足の多量の機関銃があり、これに隠されていた、多量の海軍航空機機銃用7・7mm弾を使用しようとしたところ不可能であったとの戦記ものがあった。
また海軍は13mmと13.2mmを使用しておりこれらも互換性はない。
海軍の一般的対空砲火には25mm、陸軍は対戦車、対空などに20mmを使用した。いずれも各種の弾薬がある。
珍しい陸軍の萱場製航空機搭載機銃ホ三〇一、40mmの推進部分の図も掲載されている。

ケン・エルクはあくまでも実物の弾薬を詳しく調査し、その内容を記した。
グレインと言う単位を使っているが、1グラインは0・0648gである。
彼は弾薬の外箱が重要で、ここに記載されている情報が役に立つのだとしていた。

日本では磯村 照明氏が日本の弾薬の権威である。

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日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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