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マスコミが煽る戦争 山本 七平氏の「私の中の日本軍」



私が最も尊敬する文化人に山本 七平氏がいる。
氏は1920年生まれで、学徒出陣し、ルソン島で戦う。そして様々な経験をして、ジャングルに隠れ
終戦後、幸いにもアメリカ軍に降伏できて、復員した。

この本は「諸君」に書いた原稿を文芸春秋から1975年に発刊された。
テーマはご自分の体験を通じ「戦争伝説の仮面を剥ぎとり軍隊神話の源流を探索する」で、いかに銃後の
国民は間違った情報を垂れ流され続けていたか、を述べているものだ。

多くのページを費やし、「南京100人切り」が日本のマスコミのでっち上げであり、その犠牲となり処刑された2人の下級将校に関して、同情と軍隊の性格上そのような状況がありえないという背景を述べている。(記者の向井少尉,野田少尉への報道は創作であり、それを裁判で証言しなかった。)
やはり、世の中を知るために、戦争を知るために読んで欲しい本のひとつだ。

山本氏は砲兵隊の将校としてアメリカ軍からの鹵獲兵器の自走砲を指揮してゲリラと戦った。
自分の判断間違いで部下を空爆で戦死させたことを悩む。(支給された拳銃も鹵獲品のSWだったそうだ。)また1日塩コップ1杯で現地人を使役に使ったことで、捕虜時代、かなりしつこく聴取されたと言う。
戦場の様子は詳細である。また組織としての軍隊の矛盾、非合理性を論理的に語っている。
何よりも山本氏が憎んだのは、戦場の概念を誤って国民に伝えてマスコミであり、そのマスコミは戦中に
行ってきたと同じ偏向を戦後も別な意味で行っていると言う点だ。
(つまり「反戦」などと言う概念は今の世界には通用しないのだ。何か解決方法がなければならないからだ。)

画像は上下2冊の「私の中の日本軍」と「アサヒグラフ」の表紙。兵士にとって写真になり報道される
ことは大変うれしいことで、記者達を歓迎したそうだ。
東京日日の写真ファイルを見せてもらったことがあるが、写真の中にカメラマン、ムービーカメラマンなどが写っているものがあった。実際にはトリミングして使ったのだろうが、彼らも命がけであったことは事実だ。ようするにいつでもどこでも同じだが、デスク(上)が受けを狙ったことを現地の記者にやらせたのだ。

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コメント

No title

死刑に臨みての辞世
此の度中国法廷各位、弁護士、国防部各位、蒋主席の方々を煩はしましたる事に就き厚く御礼申し上げます。

只俘虜、非戦闘員の虐殺、南京屠殺事件の罪名は絶対にお受け出来ません。お断り致します。死を賜はりましたる事に就ては天なりと観じ命なりと諦めて、日本男児の最後の如何なるものであるかをお見せ致します。

今後は我々を最後として我々の生命を以つて残余の戦犯嫌疑者の公正なる裁判に代へられん事をお願ひ致します。

宣伝や政策的意味を以って死刑を判決したり、面目を以て感情的に判決したり、或は抗戦八年の恨みをはらさんがため、一方的裁判をしたりされない様に祈願致します。

我々は死刑を執行されて雨花台に散りましても貴国を怨むものではありません。我々の死が中国と日本の楔となり、両国の提携の基礎となり、東洋平和の人柱となり、ひいては世界平和が到来する事を喜ぶものであります。何卒我々の死を犬死、徒死たらしめない様に、それだけを祈願致します。

中国万歳 日本万歳 天皇陛下万歳 野田毅

No title

百人切り、でっちあげ事件のときですね。> 弱く正しい者の刑事裁判さん

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Author:japaneseweapons
日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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