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照準器の定義



現在、3月の史学会用の「日本の火縄銃照準の不思議」を作成中だ。

照準器の定義は英語板ウィキペディアによれば「目を通し武器を狙う点に持っていくための様々な装置」とある。現代においては光学照準かレーザーだが。

それで近代のものはと、九九式軽機照準器を観察した。こういうときは無可動でもあると役に立つ。
九六式、九九式軽機にはこの左側の目視と、右側に光学が付く。

目視は元(リア)が孔(ピープ)で、前(フロント)はガードの付いた▲だ。真ん中の筋は白い塗料が
入れてある。
覗くとリアのピープ、いっぱいに左右のガードまで入る大きさだ。したがって真ん中を狙い難いのではないかと感じるが、その不便さはまったくない。

また、▲の上の尾根は前が太く、後ろに細いという火縄銃に多い形状だった。

三八式歩兵銃、名古屋工廠で製造するようになった後期型からピープサイトになったが、これは視力が
弱いものでも使いやすいという理由からとも聞いた。

九六・九九式軽機のサイトは思いのほか使いやすいのだ。

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コメント

No title

Vノッチの照門は視界が広いけれども、左右へ移動する標的への狙いなど、名人芸の世界になりますね。
そこへゆくと孔照門は照星の見出しがたやすくなる。射撃の基礎訓練時間は大幅に短縮されたでしょう。
現代の軍用銃でVノッチ照門を採用しているのは、AKシリーズくらいではないですか。

No title

軍用銃の照準器は頑丈である程度当たればの考えで作られたと思いますが、100mくらいだと驚くほど正確です。むしろ私は光学眼鏡は苦手でした。

No title

オープンサイトに慣れたベテランはそう言いますね。
スコープなど、視界が狭くて覗いたとたん獲物を見失うと。

人間の視力は平面の分角には敏感だが、距離感覚はいい加減です。
三八式がよく当たるというのは、6.5ミリ弾が低伸で落差の補正が少しあいまいでもずばり命中したからではないかと思います。
弾道落差と精度そのものは関係ないという説もあって、照準器と命中率の関係は一筋縄ではいかないようですが。

No title

スコープは映画ではそのまま銃に付けて撃つシーンだが、なかなか
調整が大変。動的の狙撃には私は向かないと思うのですが。

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japaneseweapons

Author:japaneseweapons
日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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