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映画「のぼうの城」撮影の火縄銃シーン指導に


米倉諒子が有名な甲斐姫役の忍城を舞台にした映画「のぼうの城」の撮影スタッフとエキストラに
火縄銃シーンの指導のため、砧の東宝撮影所に行った。

泉さんの依頼だ。
暑い日だ。車に鉄砲を積み、銀座の午餐会で「硫黄島」の話を聞いて、そのまま首都高で。昔は
CM撮影の仕事で何回か行ったところだが、車でないと不便、しかも鉄砲持ってだから。

30名ほどのエキストラ、5-6名のスタッフ、一番分かってないのが、女性プロデューサー。
エキストラは役者希望の筋肉質の若者ばかり。

火縄銃の重さを理解する。100m先を撃つもりで、片目を固くつぶらず顔を自然に。
火縄銃と簡単な歴史、機構、性能、発射の手順、号令、姿勢などを指導した。スタッフ、エキストラは熱心だ。メモをとる人も何人もいた。

それまでも槍を持って走り回っていた。足軽にはあり得ない、長身槍。

果たして小道具さんがもってきた鉄砲はアップにだけ使うと言うがお粗末なもの。長さが中途半端なのだ。「バラード」に使われたと同じものだそうだ。撮影のは火薬は電気で発火する。

火縄は京都のお水とりの竹火縄でこれは良いが長さがない。早合の仕組みも説明した。

話していて、製作陣がサラリーマン化している。威張っている女性にターゲットは誰なの、どういうマーケティングなのと聞いたが答えられなかった。普通は100時間やらないとさまにならないよ
と言ったら、助監督があまり大きな声で言わないでと。

戦国期、それ以後でも面白いテーマは沢山あるが、残念ながら映画に生かされてない。
アシスタントに我々のギャラは新宿百人組にきちんと払えと言ってきた。
妙に世慣れた、オヤジがきたので驚いただろう。

映画は付き合っていてはきりがないので、2時間いて、夕食までには家に帰った。

映画は本が重要だのに、それすら分かってない。アカデミーのカードを出し、推薦しないかもね。と。

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コメント

No title

ハリウッドで見学した「プロップガン」は、コルトもウィンチェスター銃も実物から作られていました。
色の付いた派手な火花、編集で入れる効果音の甲高い銃声。
発砲シーンは日本映画はいつまでたっても、真実さからほど遠い演出しか出来ない。

「製作陣がサラリーマン化している。」
そういうことなのでしょうね。小道具など専門業者から提供されるまま使うだけと。

No title

ようするにどんな映画をどんな人たちに見て貰いたいかが、明確でないので、駄作ばかり。忍城攻防戦は本当に面白い史実だのに。日本の銃刀法の規制の厳しいことで面倒なことはやりたくない、が製作者の本音。毛虫の中井に言ってもだめだろう。

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Author:japaneseweapons
日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



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