FC2ブログ

記事一覧

米B-29パイロットの日本爆撃


サイパンから日本に30回飛んだ、チェスター・マーシャルと言うパイロットは日記を付けていて、
それをもとに書いたと言う。
表紙には「実は米兵もギリギリだった」と。

チェスター・フィールド著「B-29日本爆撃30回の実録」高木晃治訳、ネコパブリッシング2001
B5版、ハードカバー、300ページ。

著者は下士官から叩き上げた操縦士でB-29の日本戦略爆撃のために4年間の訓練を受け、サイパン、テニアン、グアムから30回、の任務を遂行した。欧州では「頭上の敵機」にあるように25回で
帰還されたが。

意外だったのは、日本機のサイパン・テニアン攻撃が意外に大きな効果を上げていたことだ。
彼の乗機も地上で撃破される。
また、あの源田実が勲章を手配したルメイ、これは米軍にも評判が悪かった。
焼夷弾、無差別爆撃に疑問を感じるパイロットたち。

日本機の体当たり攻撃。自殺する搭乗員。多くの訓練からの同僚を失う。

彼自身が撮影した、神戸で対空砲で撃墜された僚機の爆発写真。
エンジントラブルで硫黄島に次々を着陸するB-29. 彼も何回か不時着し、給油した。

栗林中将たちが頑張ったので、それまでは海上に不時着、機体は失われたが。硫黄島はこの作戦にはやはり欠かせないものだった。

内容は新しいものではないが、訳が良く読みやすい本であった。

スポンサーサイト



コメント

No title

倫理観を麻痺させ、眠気を防止するために覚せい剤を常用していたと聞きます。
物量やテクノロジーで優位に立っていても、戦闘の渦中にあると人間の精神は破壊されてゆくのでしょう。

No title

プロペラ機で往復13時間の飛行。2人の機長が交代でも、かなり
無理な作戦。強引、ソ連との軋轢のなか、サイパン・テニアンからの飛行。日本機の攻撃にかなり悩まされて、多くが地上で
破壊されたそうだ。

No title

B-29の件は私も極一例でしか過ぎませんが関わらせて頂き調べた事があります。
あまり書けない事も知りましたし、米軍側の詳細な生々しい奮闘も知りました。
やはりどちらも全力で戦争をしていたのだなと感じ勉強になりました。

http://www10.ocn.ne.jp/~a6m232/CCP004.html
私の拙い調べですが郷土資料館にて短期では在りましたが展示をしています。
米軍側の生々しい記録は未だHP掲載に躊躇しています。

このハーモニカと酸素マスクは地元の郷土資料館に永久展示できないかと3つ程回りましたが無理でした、その後、靖国に納めようと担当宮司さんと話しあったのですが、必ずの展示はできないと言われ諦めた経緯があります。(既に展示コーナーにはこの件の写真が飾られ、下には遺品も置けるスペースも在るので是非・・・とお願いはしたのですが)
他の残骸は下総基地資料館立ち上げ話が出た時に、展示の話が上がったのですが立ち消えとなり残念に思っています。

結局は地元からは離れてしまいますが入間基地の資料館に展示して頂く方向で調整しようと考えています。

No title

遊就館は限界があります。どの国にも軍事博物館はあるのですが、日本にはありません。議員立法でも創設して欲しいもののひとつです。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

japaneseweapons

Author:japaneseweapons
日本の武器兵器研究、火縄銃から軍用銃までと多岐にわたり、 また急激に変化がある国際状況、日本の安全保障と外交を 論じる。



刀,弓,槍,薙刀,甲冑,鎧,火縄銃,軍用銃,機関銃など日本の武器や兵器に関する須川薫雄の研究を紹介はここ:
日本の武器兵器.JP


スポーツアンティークは、スポーツ用品や玩具、江戸期からの日本の食器、家具また、合法的な武具・火縄銃や軍装備品もマニアの方々に用意しております。米・日で約40年間に渡り仕入れたものです。



現在の閲覧者数:
カウンター :

月別アーカイブ